きままに

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国産食品にポイント

2008-08-12 | Weblog
農水省は、国産の食品を買うとポイントで還元される制度を2009年度にモデル実施することを明らかにしたという。消費者が国産品を選択する仕掛けを作り、食料自給率を引き上げるのが狙いとのこと。
国産食品の購入にポイント制を導入することにより、国内食傷自給率を上げるのが狙いらしいが、効果があるのだろうか。

中国産食料の問題があってから、国内産の野菜などがもの凄い高値で推移しているらしい。茶飲み話で聞いたのだが「ニンニク2個で、138円もしたんで、とても買えなかった」と言う。普通の人の感覚では、国内産がいくら安全で安心できると言っても、普通の家庭ではとても買える金額では無い。

それに国内産食料と言っても、確かな基準があるわけではないだろう。外国産野菜を国内で加工すれば、国内産という表示で販売をしているのではないのか。外国産原料と国産原料が混じっている加工食品とか外食産業の料理などは、どういう基準で見るのだろうか。

国産食料の自給率が上昇するのは良い事だ。しかし農家の人たちの考えは「子供に百姓をしてくれ」とは、とても言えないと言う。農業は「お先真っ暗」と思っている農家が殆どだろう。
外食産業、加工食品などの原産地表示を厳格に義務づけるなら、食料自給率も上がるだろうが、そうでなければ農水省の役人の天下り先になるだけだろう。