きままに

太陽と緑と空気ときままな人生。
晴れの日はノラに、雨の日は…

産地偽装?

2008-08-10 | Weblog
朝晩の気温が、心地よい季節になってきた。夜の庭では、秋の虫が鳴きだしている。しかし、日中の気温は相変わらず30度を超えている。今年の気候は変だとか、異常気象だとかの話題も多くなってきている。

地球の温暖化と言われているが、農作物の耕作にも影響が出てきたようだ。信州リンゴと青森リンゴが市場で両立できたのは、収穫時季のズレが大きいと言えるだろう。
富士リンゴは季節の最後のリンゴになるのだが、12月には信州リンゴが市場に出回り、正月明けからが青森リンゴが市場に出回るのが本来の姿であった。
ここ10年ぐらいになるだろうか、地球の温暖化といわれるようになり、青森リンゴの収穫時季が早くなってきている。市場では青森と信州のリンゴは競合するようになり、信州リンゴの価格が低迷していると言う。
だからと言って、信州リンゴの味が青森リンゴに劣っているわけでは無い。味は断然信州産のほうが美味い。歯ざわりの実の柔らかさや水分たっぷりの甘さは格別である。残念な事は見た目が違うのである。リンゴの色つきは青森産のほうが良いのである。

リンゴだけでなく他の果物や野菜にも、このような現象が起きているのではないだろうか。佐渡でミカンの収穫ができるようになったという話も聞いた事がある。
これからは、思わぬ場所で思わぬ果物が名産になるかも知れない。
世間で問題になっている「産地偽装」が笑い話になる時代が来るかも知れない。