はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

市立博物館がリニューアルオープン

2015-07-04 | 映画・音楽・演劇・絵画など芸術関連

今朝は、9時からリニューアルした博物館のオープニングセレモニーに参加。

現在の博物館は、戦前は大和田銀行、戦後に三和銀行になり

その後、福井銀行港支店を経て、

歴史民俗資料館から博物館へと変遷してきた建造物だ。

こどものころ、夏の暑い日に三和銀行へ両替に行くのが楽しみだった。

昭和30年代に冷房設備があったからだ。

重厚なドアをあけると、ひんやりとした空気が

わたしの小さな身体を包み込んでくれる。

ほんとうに涼しくて別世界に足を踏み入れた気がしたものだ。

大理石のカウンターの下に入ってしまうほど小さかったわたしだけど、

それでもいっちょまえに、入金や両替に行き、銀行のお姉さんと

世間話をしていた。

リニューアルオープンした博物館は、戦前の大和田銀行に復元されていて

わたしの知っている銀行とは少し様子が違っていた。

映画でしかみたことがないような鉄格子がカウンターに並んでいたからだ。

そんな銀行内部を見学しているとき、とてもなつかしい方にお会いした。

勝山市の博物館館長の深谷さんだ。

おつれあいの深谷ドクターは、一時期、敦賀の大刀医院で

診療をされていて、八新にもおふたりで来ていただいていたご縁がある。

わたしのことを覚えていてくださって、うれしかった。

2階・3階のフロアには、館蔵品の展示があり、

敦賀ゆかりの絵師、橋本長兵衛や内海吉堂等の掛軸など美術品も

観ることができる。

博物館にはわたしが議員になりたてのころ、毎年2000万円の予算で

京都の特定の美術商から購入していた書画がたくさんある。

書画の真贋について聞いたところ、美術商との信頼関係でなりたっている

のに、何を言う! と言われたことをなつかしく思い出しながら

観て回った。

今日と明日は、無料で見学できるのでぜひ市民のみなさんには

足を運んでいただき、博物館を楽しんでもらいたい。

 

 

 

 

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