基本が大切

年末調整業務も今が一番忙しい時期です。

当事務所の若きスタッフは今回で二度目の年末調整業務です。

さて、去年の経験がどれだけ活きるのか、お手並み拝見…
という感じで見守っておりました。

今回は個人事業から法人成りをしたお客様を任せてみました。

専従者給与から会社の事務員給与への変更。
納期の特例の適用時期。

などなど、結構頭を悩ませる事案です。

まずは組織がどのように変化したのかをきっちりと整理し、
税法の適用がどう絡んでいくか、
をしっかりと理解していく必要があります。

要するに「手続きの基本」をしっかりと理解して
一つ一つ業務を進めていくことで、間違いのない業務につながるのです。

しかし…。
若さゆえか、焦りがあるようでして…。
表面上の理解だけで進めようとしてしまいます。

その結果、何度もやり直し…。

まぁ、どんな仕事でも
2年で完璧にできるほど生易しいものではありませんよねぇ…。

昨年説明したはずの「基本」がどうも頭に残っていないようです。

どんなに大きな建物でも「土台」がしっかりしているからこそ
災害でびくともしない強さがあるのです。

大きな仕事の土台には「仕事の基本」がしっかり埋め込まれているかどうかです。

これは税理士試験にも同じことが言えます。

基本の大切さ。

他人ごとではなく私も自身への戒めです。

あらためて基本を見直して、この繁忙期を乗り越えようと思います。