おはようございます。
所長税理士の新井でございます。
6月30日、1年の半分が経過しようとしています。
光陰矢の如し。
これも充実した日々を送らせていただけているからであり、
そのことに感謝したいと思います。
さてさて…。
大丸松坂屋グループが3億9千万円の申告漏れを指摘されたそうです。
その内容は「消費税」で「免税販売」に不備があったようです。
消費税法では、外国からの旅行者向けて、
許可制で「免税販売」を認めています。
その販売には、パスポートなどの書類の保管と、
転売目的ではないことなどの要件があります。
報道によると、書類の保管がずさんだったり、
客観的に転売と思われるような販売が多数あったようです。
顧客から預かっていない消費税相当額を払うので、
大丸松坂屋グループとしては相当痛い支出かと思いますが、
日本の各世帯では、税の負担が重くのしかかっているので、
仕方がないことかと思います。
ただ…。
この「免税販売店制度」をこのままにしておいてよいのであろうか?
という疑問が残ります。
これは大手百貨店だけのことではないと思います。
輸出免税の趣旨は、国内で購入したものが国外で使われるから、
消費税を0%にする、ということです。
今の制度だと、外国から来た人が国内で利用しているものも免税になってしまうし、
販売の現場で書類の保管や確認などの煩雑な手続きを処理したり、
そもそも「売上至上主義」の現場で転売目的だからお断りする、
なんて、難しいこともあるでしょう。
また、許可を出す段階でもっとしっかり検討するという考えもあるかもしれませんが、
税務当局だって、よほどのことがなければ、無条件に許可を出すのではないでしょうか。
まさしく、「法がおかしい」ように思えます。
私見ですが…。
免税店は、空港などに限定して、一般観光客などについては、
出国時に申請して海外に持ち帰る分の消費税を還付してもらう方式
にすることが、この問題の解決に手っ取り早くつながるように思います。
諸外国ではこの方法が多いようです。
ただ…。
出国時の混雑と税関職員の不足など新たな問題が出そうですね…。
難しい問題です。
所長税理士の新井でございます。
6月30日、1年の半分が経過しようとしています。
光陰矢の如し。
これも充実した日々を送らせていただけているからであり、
そのことに感謝したいと思います。
さてさて…。
大丸松坂屋グループが3億9千万円の申告漏れを指摘されたそうです。
その内容は「消費税」で「免税販売」に不備があったようです。
消費税法では、外国からの旅行者向けて、
許可制で「免税販売」を認めています。
その販売には、パスポートなどの書類の保管と、
転売目的ではないことなどの要件があります。
報道によると、書類の保管がずさんだったり、
客観的に転売と思われるような販売が多数あったようです。
顧客から預かっていない消費税相当額を払うので、
大丸松坂屋グループとしては相当痛い支出かと思いますが、
日本の各世帯では、税の負担が重くのしかかっているので、
仕方がないことかと思います。
ただ…。
この「免税販売店制度」をこのままにしておいてよいのであろうか?
という疑問が残ります。
これは大手百貨店だけのことではないと思います。
輸出免税の趣旨は、国内で購入したものが国外で使われるから、
消費税を0%にする、ということです。
今の制度だと、外国から来た人が国内で利用しているものも免税になってしまうし、
販売の現場で書類の保管や確認などの煩雑な手続きを処理したり、
そもそも「売上至上主義」の現場で転売目的だからお断りする、
なんて、難しいこともあるでしょう。
また、許可を出す段階でもっとしっかり検討するという考えもあるかもしれませんが、
税務当局だって、よほどのことがなければ、無条件に許可を出すのではないでしょうか。
まさしく、「法がおかしい」ように思えます。
私見ですが…。
免税店は、空港などに限定して、一般観光客などについては、
出国時に申請して海外に持ち帰る分の消費税を還付してもらう方式
にすることが、この問題の解決に手っ取り早くつながるように思います。
諸外国ではこの方法が多いようです。
ただ…。
出国時の混雑と税関職員の不足など新たな問題が出そうですね…。
難しい問題です。