羽後町工業クラブ(阿部 功会長)の企業見学会が行なわれ、(株)秋田シリコンと秋田エプソン(株)羽後事業所を視察しました。
秋田シリコンは秋田エプソンの敷地内に工場があり、主にIT機器の基板になるシリコンウエハーを作っています。
社員53人でその8割は羽後町在住の正社員だそうで、地元に密着した雇用になっています。
業界は活況を呈していて、2020年の東京オリンピックまでは続くとの見通しを示されました。
秋田エプソン羽後事業所は、以前UTS(羽後時計精密)という会社でしたが、今年4月に秋田エプソンに吸収合併されました。
オリエントブランドの時計製造が中心ですが、親会社のSEIKOブランドの時計も多く作っています。
社員は141名で、正社員64名、準社員60名、派遣17名という構成になっています。
羽後町を日本のスイスに、という発想で作られた高台の工場であり、多くの女性が綺麗な環境で精密な時計を作っていました。
4年前に視察した時よりは格段に作業環境が向上しており、業況の良さを実感する視察になりました。
視察後、参加者と道の駅「端縫いダイニング」で意見交換会を行いましたが、各会社とも業績は順調ですが、人手不足でなかなか人が集まらないとのことです。
また、湯沢市内のホテルなども満杯で、湯沢市で行われている地熱発電関係に従事する人が多く宿泊しているようです。
来年度に向けて一人でも多くの地元雇用をお願いしました。