イケメン王宮のイベント「王子様とかくれんぼ」
ユーリ編です
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私は、みんなを探して城内を歩き回る。
(なかなか見つからないな…)
息をついた、その時…―
(扉……?)
見たこともない小さな扉が目にとまった。
(こんなところに……)
気になった私はしゃがみこみ、そっとドアノブを押しあけた。
部屋に入ると、ベッドシーツが微かに盛り上がっていた。
(もしかして……)
そっとシーツを掴んで、中を覗き込むと…―。
ユーリ「あ、カレン様」
ユーリ「見つかっちゃったかー」
笑顔のユーリが、寝転んだまま私を見上げていた。
ユーリ「この部屋だったら分からないと思ったんだけどな」
ユーリはそう言って、上体を起こそうとする。
悔しそうなユーリに、私はくすっと笑みをこぼした。
「見つかった人は、部屋に戻らないとだめだよ」
そっと手を差し出すと、ふいに視線が合う。
ユーリがいたずらっぽい笑みを浮かべた。
ユーリ「じゃあ、その前に…」
(え…っ)
ユーリが私の手を引いて、そのままベッドの中に引き入れる。
ユーリ「歩き疲れたでしょ?カレン様」
ユーリ「少しここで休んでいけば?」
ユーリがシャツをかぶせてくる。
途端に、シーツの中が2人だけの空間になった。
「ちょっ、ユーリ…」
ユーリが私の身体をぎゅっと抱きしめた。
ユーリ「ねえねえ、カレン様」
ユーリ「このまま、一緒に隠れてみる?」
耳元でささやかれ、私は思わず頬を赤くした。
「ユ、ユーリっ……」
すると、くすくすと笑みをこぼしたユーリがシーツをはずし…
私の顔を覗き込んだ。
ユーリ「見つかったのが悔しかったから」
ユーリ「カレン様のこと困らせたくなっちゃった」
(えっ…?)
驚きに瞳を瞬かせるものの、
笑うユーリに、私もつられて笑ってしまう。
「もう…ユーリってば」
小さな部屋で、2人の笑い声が響いた…―。
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おわり
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