昨夜は満月でした。
正確には昼間の13:44でしたが、やはり美しい月を愛でるのは夜に限ります。
2020.7.6 2:41 寝室より~SONY DSC-RX100(ISO:200 F値:8.0 シャッタースピート:1/100)
地球に一番近い星である月は、私たちの暮らしの中でとても大きな役割を果たしていて、月の満ち欠けが様々な生態に関係していることが解っております。
例えば潮の満ち干きで、満潮と干潮の差が大きくなる「大潮」は新月や満月の前後に起こります。月の引力によって地球にある水分が押されたり引っ張られたりしている訳ですから、75%が水分で出来ている私たちの身体に影響されない訳がありません。
実は昨日、心当たりのある事象が二つ重なりまして、一つは「足の浮腫み」と、もう一つは「イライラ感」です。
① 散歩に行こうと履き慣れたトレランシューズ(Salomon)に足を入れた瞬間、左足が窮屈だったのでソックスを脱いでみたら、足の甲がフックラと浮腫んでいました。これまで右足に違和感を覚えたことは何度かありましたが、足のサイズのアンバランスくらいにしか思っていませんでした。
② 夕食前に些細なことで、ついイライラしてしまい、妻に不機嫌な態度をとってしまい「シマッタ!」と思ったが、あまりにも大人げない態度でお恥ずかしい限りで反省しきり。
得てして満月の夜はむくみやすくなる上に暴飲暴食をしやすくなる傾向があるそうです。私たち人間の身体の70%以上が血液を含む水分で作られていることが関係しており、月と太陽の引力の影響を敏感に感じ取るからだそうです。満月の日には気分が敏感になり、些細な事でイライラしてしまったり、喜怒哀楽の表現が大げさになってしまったりする事があるのだそうです。感情のコントロールは易しいことではありませんが、満月の日には一呼吸おいて、自分の気持ちを整理しながら周りの人に接するよう心掛ける事が肝要のようです。
統計的にも事件・事故と月の関係を示すデータがあり、満月の夜に重大交通事故が起こりやすく、また犯罪の発生率も高いことも裏付けられているようです。月の影響で精神が高ぶりやすくなりイライラするためだそうで、まさに『図星です。』
月に左右されるのではなく、逆に上手に利用している動物がいます。
ウミガメは満月の夜に産卵しますが、満ち潮に乗って安全な奥地まで容易に行けること、そして帰りは引き潮に乗って早く沖へ戻れるので理にかなっています。孵化した子亀もまた一斉に大潮の夜に砂中から脱出して波打ち際を目指すから凄いです。
サンゴの場合は、潮の満ち引きの流れが大きくなる満月の夜に産卵し、潮の流れに子孫を任せ、少しでも遠くへと運んでもらいます。
ウミガメもサンゴも、子孫繁栄のために誰から教わることもなくそうすることができるのには、生命の神秘を感じずにはいられません。
それに引き換え、自分の何と “ 浅はか ” なことよ!