徒然なるまままに

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館蔵春の優品展 水墨画・古筆と陶芸(陶芸) 五島美術館

2007-04-04 | 陶磁器
館蔵春の優品展 水墨画・古筆と陶芸(陶芸)
2007年3月31日から5月6日
五島美術館

陶芸は、ほとんど昨年の春の優品展と同じ内容。*が昨年出展された品。昨年は、伯庵茶碗は、朽木が出展されていましたが、ことしは冬木。また、瀬戸黒茶碗 銘 武蔵坊が出展されていました。***は、2005年12月の館蔵茶道具取合せ展に出展。

  • 42 猿投灰釉長頸壺 平安時代
  • 43 瀬戸黒茶碗 銘 武蔵坊 銘は表千家九世了々斎宗左(内箱蓋裏);大振りで真っ直ぐな胴は、いかにも武蔵坊。
  • 44* 黄瀬戸平茶碗 銘 柳かげ 桃山時代;(リンク);内箱蓋裏に小堀十左衛門(1639―1704)が、「道のべの清水ながるゝやなぎ影しばしとてこそ立ちどまりけり」と西行の和歌を歌銘として記す。
  • 45* 黄瀬戸胴〆茶碗 桃山時代
  • 46* 重要文化財 鼠志野茶碗 銘 峯紅葉 桃山時代;(リンク); 美濃焼(岐阜県の陶器)の一種。形姿は逞しく、堂々としているが、成形が巧みなため、手に持つと意外に軽い。桃山時代の和物茶碗の代表作。銘は茶碗の景色からの連想。鉄釉を施した上に、亀甲文と桧垣文様を掻き落とした後、志野釉をかけて文様を白く浮き出させている。九鬼家伝来。 出光美術館の「志野と織部」からこちらに戻ってきて展示されていました。
  • 47* 志野茶碗 銘 梅が香 桃山時代;(リンク)「赤志野」と呼ぶ赤味を帯びた釉薬は、志野焼の中でも珍しい。志野釉(長石釉)と素地の中の鉄分とが作用して赤く発色する。松江藩主松平不昧(1751―1818)が所持し、『雲州名物』に記載がある。岐阜県土岐市の高根西窯から同手の陶片が出土した。
  • 48*** 黒織部沓形茶碗 銘わらや; (リンク)高台脇の漆の書付「わらや」は千宗旦(1578-1658)と伝える。

  • 49 重要美術品 伯庵茶碗 銘 冬木 江戸時代・17世紀; 小堀遠州箱書付、材木商冬木喜平次が所有。松平不昧公の「古今名物類聚」記載。(リンク)
  • 50* 長次郎黒楽茶碗 銘 千声 桃山時代; (リンク);銘は、表千家六世の覚々斎宗左(原叟 1678~1730)
  • 51* 長次郎赤楽茶碗 銘 夕暮 桃山時代;鴻池家伝来 銘は千宗旦。今回は、この渋みのある赤膚の茶碗の微妙な色合いの景色の前に佇んでしまいました。
  • 52* のんこう黒楽茶碗 銘 三番叟 17世紀 銘は裏千家九世石翁玄室;渋めの長次郎赤楽茶碗の横にのんこうの茶碗、対比が妙。
  • 53* 宗入黒楽茶碗 銘 あやめ;銘は表千家六世覚々斎宗左
  • 54* 乾山黒楽茶碗 銘 露堂々
  • 55 無地志野茶碗 荒川豊蔵作 1953年

  • 56* 古伊賀水指 銘 破袋 桃山時代;
  • 57* 古備前矢筈口水指 桃山時代
  • 58* 信楽一重口水指 銘 若緑 桃山時代
  • 59* 志野矢筈口水指 桃山時代

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