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【会津野】映画「潜水服は蝶の夢を見る」

2016年05月26日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

障害者総合支援法改正案を審議している国会の厚生労働委員会に、ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の岡部宏生さんが参議院の委員会に参考人として意見陳述したニュースがありました。衆議院の同委員会では、時間がかかるとして出席が出来ず、障害者差別ではないかとも言われています。なぜ「時間がかかるのか?」

そこで、映画「潜水服は町の夢を見る」を見ました。

この映画は、ロックドインシンドロームという病にかかった主人公の目線で、闘病生活を描くものです。雑誌の編集者であった主人公は、この病で、左目のまぶただけしか動かせなくなります。そこで、左目のまぶただけを使い、意思を伝えようとします。ALSの患者さんも、同じような症状が現れます。ヘルパーの助けを借りながら、1文字づつ文字を伝え文章とするので、時間がかかります。

しかし、この方法で自己表現の集大成である「本」を書くという大きな課題に挑み、見事に完成させます。

映画のさまざまな描写は、難病という障害を負ってしまった方々の目線で社会を見つめることを教えてくれ、障害者が社会的活動をするために必要なことを創造する背景を与えてくれます。

社会的なルールを立法で支える国会では、まず第一にこういう視点が必要なのだろうと考えさせてくれる映画でした。

今日も素晴らしい一日をすごしましょう。

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