おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。
今日は、「まちヨミin会津美里」のご案内です。
これは、2015年2月1日(日)に、会津美里町自然エネルギー研究会の主催で行われる読書会および勉強会です。
今回は、藻谷浩介・NHK広島取材班共著「里山資本主義」を課題本として、会津美里町においてどんな行動が取れるだろうかというアイディア出しを主眼に実施します。
ここのところ、連日のように太陽光発電の買い取り価格のことや、買い取りの抑制などについての報道がなされていますが、よく考えて見ると、再生可能エネルギーについては買い取り価格を固定化することや、全量買い取りしなくてはならないという超売り手市場の制度となっています。再生可能エネルギーを普及させるためのテコ入れとして行っていることは理解できますが、無理が生じていることも確か。いずれは、買い手と売り手がどちらも妥当だと受け入れられる値段と量に落ち着かせなければ、社会がうまくまわらないことは自明です。
エネルギー分野は、再生可能エネルギーに代表されるように売り手の保護に大きく偏っている分野。買い手は再生可能エネルギー普及への賦課金を課せられたり、油類については各種課税割合が大きく、こちらは買い手にとって懲罰的な制度になっています。
農業においては、個別所得補償制度などで売り手保護はされていますが、買い手への懲罰的内容はあまり感じられません。
自動車については、グローバル化による売り手企業保護がなされ、買い手の課税も実質的に減税され、どちらも心地よい仕組みとなってきています。
里山資本主義は、現代社会の仕組みをよく考え、現在の資本主義の良い所は取り入れ、心地悪いところは距離を置いて地域に合った暮らし方を考える、そんな手引を与えてくれる内容です。
会津美里公民館内のサポートみさと(0242-85-7634)さんに、貸出用の「里山資本主義」が4冊用意されています。年末年始にでもゆっくりとお読みいただき、ぜひ心地よい暮らし方を考える機会として「まちヨミ」でぜひみなさんと意見交換をしたいと思います。もちろん私も参加いたします。
参加申し込みもサポートみさとさんまで。
今日も楽しい1日を過ごしましょう。