脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

4.25ネットワークの皆様へ

2008年10月27日 | つぶやき
福知山線脱線事故

4、25ネットワークの皆様へ

先日の私のメールは読んでいただけましたか?

私の声は届いていますか?

見えない事故後遺症の恐ろしさ
を体験した私の声に、耳を傾けていただけましたか?

今も、私と同じ事故後遺症を負いながら、
正しく診断されていない被害者の方がたがいるのではないかと、
とても心配しています。

だから、再度、お伝えいたします。


朝日新聞の ネット記事、asahi.comで

以下の記事を読みました。

JR宝塚線事故の負傷者が自殺 事故後、精神的不調訴え

2008年10月3日17時27分

 『乗客106人が死亡し、562人が負傷した05年4月のJR宝塚線
(福知山線)の脱線事故で、
負傷した兵庫県宝塚市の男性(25)が
2日朝、自宅で自殺した。
JR西日本によると、事故の負傷者の自殺が確認されたのは初めて。

 関係者によると、男性は事故時、大学4年生。
快速電車の4両目に乗って通学中、兵庫県尼崎市で事故に遭い、
首をねんざするなどのけがを負った。

事故後から精神的な不調も訴えるようになり、
通院治療を続けていたという。

2日午前5時半ごろ、自宅で首をつっているのを家族が見つけ、
119番通報した。

 事故直後に男性の家族から相談を受けたという負傷者の一人によると、

「外出もままならない状態だったと聞いていた。
誰にも相談できず、孤立している負傷者は多いのではないか」と話す。

 JR西日本広報部は朝日新聞の取材に対し、
「心の病で長く通院治療を続けておられ、家族や主治医と連絡を取りながら、
治療費の負担やホームヘルパーの派遣など支援を続けていた。
最近は体調も回復していたと聞いていただけに、突然のことで残念だ」

としている。

 脱線事故を巡っては、事故死した別の男性(当時33)と10年余り同居していた32歳の女性が06年10月、
大阪市の自宅マンションから飛び降り自殺している。
女性はJR西日本から遺族扱いされないことへの不満や、男性を亡くした悲しみをつづった遺書を残していた。』




この記事の、大学生の自殺に関しては、

脳脊髄液減少症が関与しているのではないかと私は感じています。


全身に衝撃を伴う事故、

首のねんざ、(事故後は軽症のように思われる。)

事故後に精神的不調、

外出もままならない、

自殺

このわずかなキーワードだけで、

長年この病を理解されずに抱えて生きてきた私には、
脳脊髄液減少症の存在を感じずにはいられません。

もし、まだ、他にも、似たような症状を抱えて
苦しんでおられる被害者の方がおられましたら、

至急、脳脊髄液減少症の可能性がないか、
ネットワークの方の方で、積極的に動いて、調査してさしあげてください。

もし、
脳脊髄液減少症の疑いがあれば、
至急、脳脊髄液減少症の患者会に相談したり、
脳脊髄液減少症の治療に取り組む医師を探して、受診するようすすめてあげてください。

早く手を打たなければ、
また、事故によって、脳脊髄液減少症を発症しているにもかかわらず、

それが見逃され、放置されたことによって、
死に追い込まれていく事故被害者がまた出てしまうかもしれません。

それだけは、
絶対に避けてほしいのです。

だから、家族の方がまず、
脳脊髄液減少症について学んでください。
知ってください。

一刻も早く、似た症状に苦しみ続ける被害者の方が
いらっしゃったなら、専門医に結びつけてあげてください。

でも、否定派医師により、医学界での研究も遅れ、統一見解もまだなく、
治療に健康保険も適用されず、
そのため、
治療に取り組む医師もまだまだ足りず、
どこも患者で一杯で、すぐ受診できないかもしれません。

でも、とにかく、専門医に相談する方向へ進んでみてください。

せっかく、事故から助かった命を、
みすみす、
この、見えない脳脊髄液減少症という後遺症に、殺されることだけは

絶対に避けてほしいのです。

脳脊髄液減少症が、正しく診断されず、放置されると、
私の体験からも、あまりの苦しさ、逃げ場のなさ、医師に助けてもらえない絶望感から、自殺を考えるほどになります。

被害者の身近にいらっしゃる、健康な皆様たちが、
まず、この事故後遺症の存在を知って、

脳脊髄液減少症という見えない怪我の存在と、
治る可能性のある治療法があることだけでも、
どうか知って、被害者本人に伝えてさしあげてください。

よろしくお願いします。

また、
脳脊髄液減少症患者さんで、
もし、私と同じことを感じた方がおられましたら、

どうか、
メールでも電話でも、直接でも、
なんでもいいですから、

脳脊髄液減少症という
事故後遺症のことを、4,25ネットワークの皆様に
お伝え願います。

近くの脳脊髄液減少症患者さんは、
福知山線事故被害者の家族の方に
脳脊髄液減少症のことを教えてあげてください。

私一人の人間の突然のメールよりも、
多くの事故体験者の患者さんの声のほうが、
わかりやすく、
理解しやすく、
耳を傾けていただけるかもしれませんから・・・。

よろしくお願いします。

4,25ネットワークの皆様へのメールは、こちら

事故被害者が、
見えない障害、脳脊髄液減少症によって、
医師や社会の無理解に巻き込まれ、
診断や治療が遅れ、治らないまま放置され、

さらに経済的、身体的、精神的に追い詰められた末、
やっとこの病名に気付いても、

今度は国や保険会社に苦しめられ、と、

何の罪もない事故被害者が、これでもかこれでもか、と
2重3重に苦しめられ続け、
被害者が自殺を考えるほど、
追い詰められることがなくなる社会を
心から願っています。


加害者ばかりを必死にかばう社会ではなく、

お願いですから、
何の罪もない被害者を
何よりやさしく支えて、助けてくれる、

きちんと支援対策が整った社会になってほしいと思います。
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