一度や二度の、ブラッドパッチで治らないからといって、
「私の症状は脳脊髄液減少症ではなく、
軽度外傷性脳損傷だった」と
思い込んで、そこで、脳脊髄液減少症の治療をやめてしまう人がいます。
あるいは、自分が納得できる別の医師を受診して、さまざまな、原因不明で治療法もない病名に飛びついて、
「脳脊髄液減少症+〇〇でした!」
みたいな表現をする人もいるようです。
それで本人は、治らない理由を納得できるかもしれないけど、
もったいない!と私は思います。
なぜなら、回復への道を、そこで自ら閉し、諦めてしまう事になりかねないから。
一度や二度のブラッドパッチで、治療後、今までになかった症状が出たからといって
「悪化した。私はもう、脳脊髄液減少の検査も治療は受けない。」という人がいて、
以後、積極的な検査も治療も受けるのやめてしまう人がいます。
これも、自ら回復への道を閉ざすことにつながりかねないと私は思います。
なぜなら、私は、検査や治療後、一時的に悪化したようにさまざまな症状が出ましたが、長い目で見ると回復しましたから。
もし、あの時、私が「悪化した」と思い込んで、脳脊髄液減少症の検査も治療もやめていたら、今の私の回復はなかったと思います。
脳脊髄液減少症の検査をしただけで、
「検査で症状が悪化した」と言って
検査をやめてしまう人もいます。
私からしたら、
もったいない!
私があの時、あなたたちみたいに、なってたら、
おそらく、今の私までたどりつけなかったはず。
つまりね、
私の場合だけど、
検査でも治療でも、一時的に悪化したみたいになったけど、
あきらめず、
脳脊髄液減少の検査と治療を続けたら、
結局、まだ漏れてたのよ。
つまり、
ひとつの漏れを止めると、まだ漏れてるところに漏れが集中するから新たな症状が出るのかも?と思った。
ブラッドパッチ後、漏れが止まると、脳の位置が微妙に変わるから、体にいろいろな
症状がでるのかも、しれない。
しばらくすると、それらの症状も落ち着いてくるから、あの時、悪化した、私はもう脳脊髄液減少症の治療はしない!
きっと別の原因のせいだ!
と思わずによかったと思いました。
患者に「悪化した」「私はもう、検査もブラッドパッチも受けたくない!痛み止めの薬だけください。睡眠薬と、精神安定剤だけください!」と言われれば、医師は強く検査や治療の継続を勧めなくなるでしょう。
「私はの症状か治らないのはきっと別の原因があるはずだ!」と思って、
めぼしい医師を探し出し、納得できる病名をつけられれば、「それだ!」とその病名にとびついて、
自らを納得させてしまい、
決してそれ以上の症状の改善には至れないと思います。
原因不明で治療法もない病名には、安易に
自分を納得させるためだけに飛びつかないこと!
いくら医師が優しくても、親身でも、治せないで病名だけで納得させる医師よりも、
まずは、治る可能性の残された病名と、それに詳しい医師を信じて、患者としては自分で回復への道を、徹底的に探り続けること!
原因不明で治療法もない病名なんて、
もらって納得したいなら、そんなの、治る可能性のある事を、攻めの姿勢で、やるだけやった、最後でいいってこと。
それが、私の体験から出る言葉。