自民党は天皇の政治的利用の大先輩！天に唾する新藤・古屋・下村議員は山本議員を批判する資格なし！

やっぱり予想したとおりの反応が出てきました。一番酷いのは下村文部科学大臣の「辞職要求」です！この人、2ヶ月前の五輪東京招致の際の皇室の政治的利用問題など、どこ吹く風で、フッと沸いた山本議員「天皇手紙直訴」問題。群集心理を煽る、いわゆる扇動発言は、自分のことを棚にあげ、お調子者ぶりを発揮してしまいました。付和雷同、火事場の泥棒かと思われる発言が、自民党から相次ぎました。

五輪東京招致に天皇制を利用しなければならない安倍自公政権の苦悩と姑息、マスコミ応援団に大喝！(2013-09-04 12:08:03)

松江市教委のナチスの焚書的手口を容認した下村文科相の思想と論理を検証すると安倍内閣のナチスぶりが！(2013-08-23 09:44:39)

昨日、民主党の天皇の政治的利用に対する批判を掲載しておきましたが、今日は、天皇の政治的利用の大先輩である自民党の問題を考えてみました。以下の日本国憲法改悪案こそが、天皇の政治的利用の象徴でしょう。最大のポイントは、現行憲法の権能をもたない天皇の地位と国事行為の「規制」を緩和・形骸化・空洞化してきた自民党が、改悪憲法案に盛り込み、正当化しようとする意図が透けて見えてきます。これぞ、天皇の政治利用の歴史を紐解く貴重な資料と言えます。

自民党「日本国憲法改正草案 Q＆A」 - 自由民主党 - [PDF]

【自民党憲法改正草案】見やすい対照表で現憲法との違いが分かる！

自民党が新改憲案/国防軍·天皇元首·非常大権 - 日本共産党中央委員会 2012年4月28日

木村文部科大臣、この人、ウルトラ大東亜戦争肯定論者、自由主義史観論者です。大東亜戦争を反省してつくられた日本国憲法を、恐らくですが、本当は自虐史観憲法と思っているような人でしょうね。この人、2ヶ月前とはだしのゲンの隠蔽の時のこと、高円宮さんを利用したことを忘れてというか、逸らすために、今回の山本議員の「天皇手紙直訴」を徹底して利用しようとしていますが、藪蛇にしなければなりません。東京五輪の招致レースにおける皇室の政治利用の責任者は木村大臣でした。以下ご覧ください。

高円宮妃久子さまIOC総会出席へ 宮内庁長官「両陛下も懸念 ... 2013年9月2日

天皇陛下の思いを推測する宮内庁長官発言を菅官房長官が批判。試さ ... 2013年9月3日

下村博文文部科学大臣記者会見録（平成25年9月3日）：文部科学省 2013年9月3日

毎日下村文科相:久子さまIOC総会出席は「震災支援のお礼」－ 2013年9月3日

共同　高円宮妃久子さまIOC総会出席へ／宮内庁長官、政治と距離「苦渋の 2013年9月4日.

【朝日新聞】 「五輪と皇族…戦前の反省から、憲法は天皇の政治的行為を . 2013年9月4日

きょうの潮流 2013年9月5日(木) - 日本共産党中央委員会 2013年9月5日 

皇室利用と日本語放棄で五輪を買った安倍首相：”under control”のウソ .2013年9月13日 ...

高円宮妃久子さまのIOC総会出席は、「政治利用」だと思いますか？ 2013年9月17日 ...

高円宮妃久子さまは五輪招致に利用されていますか？ - アンケート - 教え ...

久子さまIOC総会ご出席の舞台裏 官邸の意向、渋る宮内庁押し切る ＋ ...

産経　久子さまIOC総会ご出席の舞台裏 官邸の意向、渋る宮内庁押し切る ＋2013年9月29日

高円宮妃久子さまIOC総会であいさつ　戦後初めて(09/03 00:05) 2013年9月29日

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000011679.html

IOC＝国際オリンピック委員会の総会で高円宮妃の久子さまがあいさつされることが決まりました。IOC総会で皇族がスピーチするのは戦後、初めてだということです。久子さまは、日本のプレゼンテーションの冒頭、東日本大震災の復興支援に感謝の言葉を述べられます。皇族の招致活動は憲法が禁じる皇室の政治利用につながる恐れがありますが、下村文部科学大臣らの要請を受け、宮内庁が出席を決めました。風岡典之長官は、あいさつは招致活動ではないとしたうえで、「ぎりぎりやむを得ないと思い、受け入れた」としています。（引用ここまで） 

アベノミクス応援団のマスコミは、この政治利用について、腰が引けていました。いつものことですが。この持つ意味は、フクシマを隠蔽する安倍首相に協力加担していったのでした。このことを指摘する人は、なかなかいないようです。自民党は、この場合は、山本議員とは逆の立場から皇室を利用したのです。スペインなどが、皇室を前面にしてきたことへの対抗心もありました。焦りです。アベノミクスへの従属でした。「助言と承認」の典型でした。 

日刊ゲンダイ|「官邸vs宮内庁」をなぜか静観する大マスコミのご都合主義 2013年9月5日

次は伊勢神宮の式年遷宮と秋の例大祭の靖国神社参拝でした。天皇の政治利用の演出の極致バージョンです。「公人」か「私人」か、でゴマカシの手口を使って、参拝を正当化しました。ところが、驚くべきことに、山本議員も、今回は、安倍首相や古屋・新藤大臣と同じように、「私人」論を使いました。ところが、テレビは「参議院議員」と書かれた手紙を映し出していました。結構批判的解説でした。しかし、面白いことには、古屋・新藤大臣の靖国参拝の時のような大目にみるような表現ではありませんでした。

そこで靖国参拝をした古屋・新藤大臣の批判です。山本議員も古屋・新藤大臣も「私人」として行なったのに、あれ？あれ？です。しかも何らの疑問もなく報道しているのです。この国は一体全体どうなってしまったのでしょうか。戦犯が合祀された靖国神社に天皇でさえも参拝しない靖国に古屋・新藤大臣は参拝しているのですから、凄いということでしょうか。それともいつの日か天皇が参拝できるようにプロパガンダとしての任務を全うしているのでしょうか。そういう意味では天皇の政治利用に反対パフォーマンスは当然？かもしれません。なんて、ジョークを言いたくなるような事態が起こっているのです。

 宗教行事に私人として参加する憲法違反首相の安倍首相を批判しない日本の知的退廃！ウソも方便は不当！　(2013-10-10 08:35:10)
偽りの神秘性演出で国民の信仰心をスリカエル伊勢神宮とマスコミのネライは何か！ホンネ信仰擁護を！　(2013-10-09 23:47:33)

どもじみた靖国参拝の閣僚と国会議員、真榊奉納の安倍首相の英霊冒涜犯罪を免罪するマスコミに大渇！　(2013-10-19 10:00:26)

それにしても、山本議員、天皇に手紙を渡すことで、原発被害のことを考えてほしかったなんて、上から目線なのでしょうか。そうではないでしょう。何故ならば、天皇は何回も、フクシマなど被災地に足を運んでいるのです。皇室（国体）を遺していくための政治的パフォーマンスという側面と、心からの訪問という側面など、中国政府や北朝鮮政府に対する憶測と同じ思考回路をもってすると、どうでしょうか。そんな思考回路は、少しも見せない日本のマスコミです。

では、山本議員のパフォーマンスは何でしょうか。天皇の力を利用しようとする意図があったのでしょうか。そう考えると、山本議員の感覚は、結構保守的だな、と思います。というか、現代的というか、あまり考えていないのかな、と思ってしまいます。判ることは、国民とともに、原発問題を解決するための、と、今回の天皇への手紙をどのように関連させるか、今後が楽しみです。憲法の天皇条項の遵守と徹底化という思考回路が弱かったということだけは、よく判りました。

ま、人間は、そんなに単純ではありませんので、今後の動きが楽しみです。議員辞職を迫られたら、自民党と安倍首相の天皇の政治利用を真似したのだというくらいのジョークで吹っ飛ばすってところでしょうか。同時に、たたかい方を研究することでしょうね。特に憲法を良く学ぶことかな、なんて、偉そうなことを言ってしまいましたが、ホントは、今回の天皇手紙直訴事件は仕組まれた確信犯的事件だったかもしれません。

不思議なことは、政治的儀式である園遊会に、山本議員が選ばれていたことです。あの三浦朱門氏の招待は、判りますが、何故原発ゼロをめざしている山本議員が園遊会に参加を許可されたか、です。宮内庁、「助言と承認」を与え、その責任は内閣が負うという意味を思えば、政府の人選管理能力の無能か。というか、もしかすると、山本議員の性格を分析研究したうえでの意図的人選だったのかもしれません。そうすると、網にかかった魚というか、鳥というか、仕掛けにかかったネズミというか、ま、そんなところでしょうか。

フクシマに心を痛めている明仁天皇とミチコ妃と山本議員を直接合わせるという力が、どこかで働いていたのかもしれません。何故か、園遊会参加者2000人と天皇は、声を掛け合うのですから、天皇と山本議員の面会場面は想定されていたはずです。だからこそ、山本議員は手紙を書くことを思いつき、前日手紙を書いたのです。罠にかかった山本議員か、そんなこと露知らず、一生懸命手紙を認めた山本議員、天皇もそんなことは想像もしなかったことでしょうか。どっちか判りません。しかしながら、天皇は、参加者の参加バージョンは、声を掛けることなどを視ていると、それなりに事前学習しているはずですから、参加者の中の国会議員、しかも、7月に当選した山本議員のことは、ある程度、予備知識は持っていたかもしれません。

というようなミステリーに満ちた「天皇手紙直訴事件」でした。全容は、そのうち明らかになってくるかもしれません。一応、報道をみていて、思ったことを、今日の時点で記事にしてみました。以下、今日の主な報道を掲載しておきます。ご覧ください。

山本太郎議員が会見　園遊会で陛下に手紙渡す(10/31 17:56)

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000015192.html

産経【山本太郎会見詳報】（完）「言いたいように言っていただいて結構です」2013.10.31 21:58

もしも僕が政治利用して自分の発言に対して注目をしてもらいたいということで天皇陛下を政治利用するという形なのであれは、自分自身が天皇陛下にあてて書いた手紙というものを、もうすでに公開しているのではないですか。内容について。もしも自分を政治活動に対してそれを利用したいという思いなのであれば、そういうことをするはずですよね。でも、そうではなく、本当に自分の気持ち、自分の思いというものを、天皇陛下に対して知っていただきたい、そして、そこは、先ほども言ったが、立場であったり、身分というものは、もうしわけないですが、一度横におかしていただいて、この国に生きる、この星に生きる命のひとつとして、その思いを伝えたかった。例えば、これがもしも園遊会でなく、全く別の集まりであったとしても、僕は同じような思いでいろんな方々にお話をしているということですよね」

－－手紙の一文だけでいいので教えて下さい

「ま、現状を書いたまでですね。被曝労働者、収束作業に関わっている人たちが最初、東電というところに８万円の労賃が入るのですが、結局、最下層の下請けというところからお金をもらう人たちは、数千円しかもらえていないと。高線量エリアで命をかけて労働してくれている方々は常に切り捨てられている存在であります。というような現状を書いたという覚えがあります」

－失礼にあたるかもしれないとは思わなかったか

「ルール的には園遊会の中でお手紙を渡すということが禁じられていることは聞いていなかったということがあります。常識的に考えて、陛下に対して、お手紙をお渡しするという行為は失礼に当たるかもしれない。けれどもやっぱりこの現状を知っていただきたいという自分の気持ちがまさってしまったという部分ですね」

－－禁じられていなければ、何をやってもいいということか

「そのことによるんじゃないですか。その内容によるんじゃないですか」

－－法律で禁じられていなければできるということですよね

「そうですよね」

－－外形的には政治利用であり、憲法にもかかわる問題だという認識はないか

「まあまあまあ、どのようにレッテルを貼っていただいても結構です。それはなんやろう、公人という立場で僕がそのような行為をしたことに対して、みなさんが言いたいように言っていただいて結構です。でも自分自身どういうつもりで、どういう気持ちでその手紙をしたためたか。そしてどういう気持ちで、天皇陛下に受け取っていただいたかというのは先ほど説明した通り、ということです」（了）（引用ここまで）

産経【山本太郎手紙】「明らかな政治利用」との指摘も　宮内庁幹部も懸念…2013.11.1 07:16

これに対し、菅義偉（すがよしひで）官房長官は３１日午後の記者会見で、「礼儀にふさわしいかどうかは自身で判断することだ。常識的な線引きはある」と、不快感を示した。識者や宮内庁の関係者からも、異例の行動に批判的な声が上がった。高崎経済大の八木秀次教授（憲法学）は「明らかな政治利用だ。天皇陛下の政治的中立ということをまったく理解していない。国会議員としての資質が問われる」と指摘する。（引用ここまで）

陛下に手紙 閣僚から批判や懸念　 11月1日 12時10分

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131101/k10015734721000.html

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先月３１日の秋の園遊会の会場で、山本太郎参議院議員が天皇陛下に手紙を渡したことについて、閣僚からは、閣議のあとの記者会見などで、天皇陛下の政治利用につながりかねないなどと、批判や懸念を示す意見が出されました。

先月３１日、東京の赤坂御苑で開かれた秋の園遊会の会場で、園遊会に招かれていた山本太郎参議院議員は、両陛下や皇族方が招待者と歓談していた際、天皇陛下に手紙を手渡しました。
この行為について、下村文部科学大臣は「議員辞職に当たる行為だと思う。まさに政治利用そのものであり、看過することがあってはならない。これを認めれば、いろいろな行事で天皇陛下に対し手紙をお渡しするのを認めることになる」と述べました。
また、谷垣法務大臣は「憲法上、天皇は国事に関する行為のみを行い、国政に関する権能を有しないとなっている。政治家である参議院議員が書状を提出することは、天皇陛下を国政に引きずり込むことになりかねないのではないか」と懸念を示しました。新藤総務大臣は「皇室へのマナーとして極めて違和感を覚える行為だ。国民の代表が招かれる園遊会で、どういうふるまいをすべきなのか。新人とはいえ、国会議員になったのであれば、その自覚を持ってもらいたい」と述べました。加藤官房副長官は「園遊会という場で、国会議員が天皇陛下に直接手紙を渡し、みずからの政治的主張を伝えようとするかのような行動が適切なのかどうか、本人が常識的に判断すべきことだ」と述べました。

民主党からは

また、民主党の松原国会対策委員長は、記者会見で「今回の行為は、権力を持つ国会議員が、天皇陛下を政治利用する意図があることは間違いなく、到底許されるものではない。今後の推移を見ていきたいが、議員辞職をすべきだという意見に私は共感をする」と述べました。（引用ここまで）

【山本太郎手紙】参院議運、山本議員を聴取　閣僚、与野党からは批判の嵐、議員辞職要求も

2013.11.1 12:46 ［国会］

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131101/stt13110112470005-n1.htm

参院議院運営委員会で事情聴取を受けた後、記者団の質問に答える山本太郎参院議員＝１日午後、国会内（酒巻俊介撮影）

　山本太郎参院議員（無所属）が秋の園遊会で天皇陛下に手紙を渡した行為について１日、閣僚や与野党幹部から、「（天皇の）政治利用そのもので、議員辞職ものだ」（下村博文文部科学相）などと、批判が相次いだ。自民党の脇雅史参院幹事長は党役員連絡会で、山本氏が辞職しない場合は辞職勧告決議案の提出を検討すべきだとの考えを示した。参院議院運営委員会は同日午前の理事会で、山本氏に対する処分をめぐり対応を協議。岩城光英委員長が山本氏を国会内に呼び、事情を聴取した。山本氏はこの後、記者団に対し「マスコミが騒がなければ、政治利用といわれることはなかった。議会の沙汰があれば受け止める」と述べ、自ら辞職する考えがないことを強調した。

　古屋圭司国家公安委員長は記者会見で「常軌を逸した行動だ。国民の多くが許されざる行為だと怒りをこめて思っているのではないか」と批判。新藤義孝総務相は「皇室へのマナーとして極めて違和感を覚える。国会議員ならば、新人とはいえ自覚を持って振る舞ってほしい」と語った。安倍晋三首相も周囲に「あれはないよな」と不快感を示したという。

　与野党でも厳しい意見が上がり、自民党の石破茂幹事長は記者会見で「見過ごしてはならないことだ」と言明。公明党の井上義久幹事長は「極めて配慮に欠けた行為だ」と指摘した。

　日本維新の会の橋下徹共同代表（大阪市長）は市役所で記者団に対し「日本の国民であれば法律に書いていなくてもやってはいけないことは分かる。しかも国会議員だ。信じられない」と批判を強めた。民主党の松原仁国対委員長も記者会見で「到底許されない」との認識を示した。

　秋の園遊会で、天皇陛下に直接、手紙を渡した山本太郎参議院議員が会見です。
　山本太郎参議院議員：「（手紙を）書いたのは前日ですね。園遊会という場において、手紙を渡すことがどうなのかということもあるかと思うが。今の現状をお伝えするという内容、例えば子どもたちの被ばく。この先、進んでいくと健康被害がたくさん出てしまうと」
　山本議員は、天皇皇后両陛下主催の秋の園遊会の会場で、陛下に直接、手紙を手渡しました。手紙はそのまま、すぐ後ろにいた侍従長が受け取りました。
　山本太郎参議院議員：「（原発作業員が）命を張りながら、命を削りながらやっているのにもかかわらず、健康管理であるとか放射線管理がずさんなままでされている実情を手紙の中にしたためさせて頂いた」
　宮内庁によりますと、一般市民が陛下に手紙を渡すことは時折あるものの、国会議員が渡すことは極めてまれだということです。園遊会での振る舞いについて規則などはありませんが、ある宮内庁幹部は「異例なことで、あってはならないこと」と話しています。（引用ここまで）

参院議運理事会 山本議員処分来週協議 11月1日 14時6分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131101/t10015737571000.html

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参議院議院運営委員会は、１日の理事会で、山本太郎参議院議員が先月３１日の秋の園遊会の会場で天皇陛下に文書を手渡したことは、「国会議員としてあるまじき行為だ」という認識で一致し、具体的な処分について、来週、協議することになりました。山本太郎参議院議員が、先月３１日に開かれた秋の園遊会の会場で、天皇陛下に文書を手渡したことを巡っては、政府や与野党から行動を問題視する声が上がっており、岩城参議院議院運営委員長らは、１日、国会内で山本氏から直接事情を聴きました。この中で山本氏は、みずからの行動について、「東日本大震災による原発事故で、子どもたちに健康被害が出ていることや、原発の作業員がひどい労働環境で働かされている実情を訴えたかったのであり、このような騒ぎになるとは思っていなかった」と釈明しました。これに先立って開かれた参議院議院運営委員会の理事会では、山本氏の行動は、「『天皇の政治利用』に当たり、国会議員としてあるまじき行為で、参議院の品位をおとしめる」という認識で一致し、具体的な処分について、来週、協議することになりました。

山本議員「原発事故の影響伝えたかっただけ」

山本太郎参議院議員は、参議院議院運営委員会の岩城委員長らから事情を聴かれたあと、記者団に対し、「手紙を書いて天皇陛下に渡したという事実関係を岩城委員長に伝えた。マスコミが騒ぐから、政治利用と言われるが、原発事故の影響を伝えたかっただけだ。ルールを知らず、手紙を渡したのは事実なので、議院の沙汰を待ちたい」と述べました。（引用ここまで）