「見たまえ、御神、いかにわが敵ども」は、1724年1月2日に初演された、新年後第1日曜日のためのカンタータ。「新作の連続で疲れた演奏者たちをいたわったためか」(『バッハ事典』)、編成も音楽も簡素です。編成は、弦と通奏低音、そしてアルト、テノール、バスの歌手に、合唱。合唱が歌うのは、第1曲、第9曲ともに4声体のコラールで、現存するバッハのカンタータ中、4声体のコラールではじまるのはこのBWV153だけです。これを、コープマンたちによる演奏できくことにします。
CD : WPCS-10344/6(ワーナーミュージック・ジャパン)