お仕事日記～ブラック企業の人間環境～①『アットホームな雰囲気』って本当？

今回のテーマは『ブラック企業での人間環境』です。



これは私がこれまで経験してきたお仕事のお話。

私はこれまで基本的に中小企業で働いてまいりました。
いわゆる「アットホームな」雰囲気の会社が売りがほとんどなんですが、アットホームだからといって、みんなが懇切丁寧に手取り足取りと教えてくれるわけではありません。

「アットホーム」「和気あいあい」「すぐに打ち解けます」

よく聞くフレーズです。
でも、それだったらなんで求人など出すのでしょう？
業績好調で人手が足りないからってならまだわかりますが、どうもそうでもない。

この「アットホーム」「和気あいあい」「すぐに打ち解ける」は現在いる従業員の中だけに存在する言葉です。
募集を行う際、求人票に職場の雰囲気などを伝える項目があります。

ここで採用担当は「はて」と手が止まります。
「うちの会社の雰囲気ってなんて表現したらいいんだろう？」

私も面接や採用などの業務を担当したことがありますが、パート募集の求人を作成する時に迷いました。
当時の上司や周囲の人達にアンケートをしてみました。

「みんな、仲は悪くないから『アットホームな雰囲気』にしたら」
「上位も部下も関係なく言い合える（これって議論のこと？？）からフランクな職場は？」
「親切に仕事を教えますってのは？」

なとなど。

ちなみに私が居た職場のほとんどは『社内研修』はほとんどありませんでした。
上下関係もめちゃくちゃで会議なども学級崩壊状態がしばしば。

マニュアルなども整備されておらず、基本は口頭での教えた人しか通じないやり方でしか教えられない。

うーん、これで「アットホーム」「和気あいあい」「打ち解ける」？？？

思いっきり人間関係に支障が出るとおもうんですけども・・・(´ﾟдﾟ｀)

とりあえず、皆さんのご意見通りに「アットホームな」「和気あいあいと」「打ち解けます」とキーワードを散りばめて求人いたしました。

教育関連の事務職ってこともあり、応募は殺到（私の時は）。
いざ、面接しました。
面接は私と他に同様の現場責任者が行いましたが・・・。

面接ってのは採用側も面接されます（応募者に）。
私は基本的に正直者で生きてますので、入社されてから「話が違う」となっても嫌なこともあり、聞かれたことは素直にお伝えしていたんですが、同席した責任者達から私にクレーム。
「どうしてマイナスイメージなことを言うんだ！！」と。

えっ、でも事実をお伝えしてるんですけど・・・。

「事実かもしれないけど、もっと言葉を選んでうまくごまかせよ。お前みたいに正直に答えてたら誰も入社しないだろうが( ｀ー´)ノ」

えーと、それって詐欺なんじゃないでしょうか？？？

結局、私以外の方が面接した人が入社したのですが、入社後の説明を私が担当。
ここで意見が食い違いました。
入社後のスケジュールは現場のスケジュールを優先すると対象者には説明したと事前に説明を受けていたので、内定者からの「いついつは休みをもらいます」との申し出に「現場責任者と日程調整してから回答しますのでお待ちください」と答えたところ、「面接してくれた本社の方は『あなたの用事を優先します』と受けてくれました。お話が違います」と急に態度を硬化。
その後、仕事内容なども私が実情を説明したところ、面接時の説明と違うと結局は内定辞退されてしまいました。

ほらね、だから言ったのに・・・。

しかしお話はこれで終わりませんでした。

なんと実情を隠さず答えた私が「説明に行き違いがあり内定辞退された」とレッテルを貼られてしまったのです。

えっ、えっ、なんで？？？？？

真相は「本社担当者の説明」が原因。
この本社担当者は、現場などにも確認せずに勝手に約束したことを隠すために、情報を操作して、正直に伝えた私に責任をなすりつけたのです。
ちなみに、声高に「アットホームな素晴らしい職場」と唱えていたのはこの本社担当者。
そりゃ、あんたにとっては居心地の良い職場なのかもしれないけど、面接に来た応募者にごまかしてまでやることかよ。

この職場は私もその本社担当者も退職しておりますが、相変わらず短期で辞めていく新人さんは絶えないそうです。

どこが「アットホームな」「和気あいあいと」「打ち解ける」環境なんでしょうかねぇ。

皆さんもこんなフレームを見かけたらお気を付けくださいm(__)m