あだち蒸気機関車館

5インチライブスチーム模型や蒸気機関車に関する資料などを保存、展示する私設博物館

開館3年、募金へのご協力に感謝

2016年05月26日 | 館長のひとり言
開館して早や3年が経ちました。
そうだ、募金箱を開けてみようと思い立ち、来館者がいなかった水曜日に、募金箱を開けてみました。
この1年間の募金額は約5千円で、3年間の募金総額は、34,991円になりました。

ご協力をいただきました来館者の皆様にこの場を借りてお礼を申し上げます。
募金は、あくまでも任意ですので、あまり気になさらずに、気楽に遊びにいらして下さい。

蒸気機関車の形式

2016年05月25日 | 展示品のご紹介
蒸気機関車を見ていると、9600とか、C11とか、D51とかの名前が付いています。
タンク機関車とテンダー機関車の違いは、以前に書きましたが、今日は、蒸気機関車の形式番号の付け方について、少し書いておきます。
この名前の付け方には一定のルールがあって、こういう形式の付け方について、館内に簡単な展示をしていますが、なかなかそこまで見てくれません。
形式については、明治42年と昭和3年に簡単なルールが決められていますので、これをまとめておきます。

明治42年時点の決め方
機関車の種類  動輪数  機関車の形式
タンク機関車   2    1~999
タンク機関車   3   1000~3999
タンク機関車   4   4000~4999
テンダー機関車  2   5000~6999
テンダー機関車  3   7000~8999
テンダー機関車  4   9000~9999

昭和3年時点での改訂
機関車の種類  動輪数  機関車の形式
タンク機関車   2    B10~B49
タンク機関車   3    C10~C49
タンク機関車   4    D10~D49
タンク機関車   5    E10~E49
テンダー機関車  2    B50~B99
テンダー機関車  3    C50~C99
テンダー機関車  4    D50~D99
テンダー機関車  5    E50~99

9600形機関車は動輪数が4つのテンダー機関車、C11は動輪数が3つのタンク機関車、D51は動輪数が4つのテンダー機関車であることがわかります。
こんなまめ知識を持って蒸気機関車を見学すると、楽しさも倍増するに違いありません。

ライブスチーム、C58の正面

2016年05月24日 | 展示品のご紹介
当館で展示中のC58のライブスチームの正面からの写真を紹介します。
実車は、400両以上製造された昭和を代表する機関車だけあって、形も安定感を感じます。



ところで、こうして正面から見ると、運転台はほとんど見えません。
ということは、機関士からみると、前方がほとんど見えていないということになります。
実物の蒸気機関車の機関士は、通常左側に乗っていますので、右前方は特に死角になりますから、線路が右にカーブする場合は、前方はほとんど見えなかったことでしょう。
電車の場合は、先頭車両の真ん前に運転士が乗車していますので、前方がよく見えるのとは対照的に、蒸気機関車の機関士はさぞかし苦労が多かったことでしょう。

昭和レトロ

2016年05月23日 | 館長のひとり言
先日、ロバのパン屋のことを書きましたが、ちょうどその日に近所の古書店を覗いてみると、懐かしいメンコ(丸メンコ)が売られていました。
武者絵の図柄で、1枚がなんと600円で販売されていて驚きました。
昔は、メンコ(丸メンコだけでなく、角メンコや飛ばしメンコもありましたね)でよく遊んだものでしたが、いつの間にか廃れてしまい、空き缶いっぱいのメンコもどこかにいってしまいました。
10年ほど前に、ネットオークションを覗いていると、そんな懐かしいメンコが売られていたので、クッキーの箱がいっぱいになるくらい購入しました。駄菓子屋や問屋などで眠っていたデッドストックのため、図柄が重複していたり、当時のキャラクター物が含まれていなかったため、かなり安価で購入しました。一部を紹介しておきます。
ウラは、黄土色の粗悪なボール紙で、この上に図柄を印刷した粗悪な紙を貼り付けて作られていますが、倉庫で眠っていたものなので、意外に綺麗です。絵のデザインも、いかにも古めかしく、館長が子供の頃よりも少し前、昭和30年頃のものではないかと思います。



古書店で売られていたものは、左上の「黒田長政」と書かれた武者絵とまったく同じものです。到底、600円も出して購入するようなものではありません。
なかには、印刷した紙がはがれかかっていたり、印刷や切断がずれているものもあって、当時の雑な製造方法が垣間見えます。



十年一昔と言われますが、近頃は時の移り変わりが激しく、昭和というと本当に遠い昔のような気がします。10年後、20年後には、どんな世の中になっているでしょうか。想像するだけでワクワクするような気がします。

収蔵庫で「トーマスタウン5」を発見

2016年05月22日 | 展示品のご紹介
以前に、バンダイが出しているトーマスタウンの完成品を展示していることを紹介しましたが、まだ組み立てていない箱入りのトーマスタウンがあったはずだと思い、探していたところ、見つかりました!
トーマスタウンシリーズのNo.5で、5箱 1セットの商品です。
5つをすべて組み立てると、箱の写真のようなものができるようです。また、他のトーマスタウンシリーズのものとつなげて遊ぶこともできます。



箱の表示を見ると、「対象年齢:3才以上」なので、館長も立派に対象年齢を満たしているな(笑)と思いつつ、写真を撮った後は、収蔵庫のダンボール箱にしまいました。
そのうち組み立てて、展示ケースに並べたいと思っています。
それとも、箱のまま保管しておいて、そのうちネットオークションにでも出品すると、高く売れるかもなどと想像を巡らせています。