あだち蒸気機関車館

5インチライブスチーム模型や蒸気機関車に関する資料などを保存、展示する私設博物館

蒸気機関車が描かれた日本切手_4

2022年06月30日 | 展示品のご紹介
今日も、蒸気機関車が描かれた日本切手を紹介します。
1974年に発行されたSLシリーズ10枚のうち、第1集の2枚です。



鉄橋を渡るC57と貨物を牽引するD51が描かれています。
写真の下の部分は、発行日の消印と記念印が押された初日カバーです。

蒸気機関車が描かれた日本切手_3

2022年06月29日 | 展示品のご紹介
今日も蒸気機関車が描かれた日本切手を紹介します。
終戦2年後の1947年10月14日に発行された「鉄道75周年記念」の4円切手の小型シートです。



北海道で活躍したアメリカ型の蒸気機関車「弁慶号」が描かれています。同型の機関車には、義経号、静号などと名付けられています。
終戦直後は、切手展や逓信展などの小型シートが比較的たくさん発行されましたが、この切手も小型シートとして発行されました。
古い切手ですが、小型シートということもあって使いにくく、結構数が残っているのでしょうか、今でも1,000円程度で購入することができます。

蒸気機関車が描かれた日本切手_2

2022年06月28日 | 展示品のご紹介
今日も、蒸気機関車が描かれた日本切手を紹介します。
1949年に発行された普通切手(産業図案切手)のうちの1枚で、額面500円という高額切手です。
蒸気機関車の製造が描かれており、蒸気機関車、鉄道の整備が戦後の日本の復興を支えていたことがわかります。



高額切手のため、発行枚数も少なかったのでしょう。未使用で状態の良いものは、5万円以上の価格で販売されています。
当館には展示しておらず、この画像は「スタマガネット」のHomepageより借用しました。

蒸気機関車が描かれた日本切手_1

2022年06月26日 | 展示品のご紹介
昨日、鉄道切手について書いたので、今日からは、日本で発行された蒸気機関車の切手を少し紹介しましょう。
今日紹介する切手は、1942年10月14日(鉄道の日)に鉄道開業70周年を記念して発行された切手で、蒸気機関車の図柄の切手としては日本で最初の切手です。



太平洋戦争の真っただ中に発行されたもので、紙質も粗悪です。
C59形機関車が描かれています。
上段には、右から左に「大日本帝国郵便」、下段には「昭和十七年十月十四日、鉄道七拾年記念」と書かれていますが、すぐには読解できませんね。

遠方からの来館者

2022年06月25日 | 展示品のご紹介
ここしばらく記事の更新をさぼっていたのですが、普段と変わらぬアクセス数があって驚いています。
さて、この2週間ほど県外や都内各地からの来館者が相次ぎました。埼玉、神奈川からの来館者のほか、世田谷、目黒、大田など、遠方からわざわざ来館いただきました。
世田谷からお見えになった方は、蒸気機関車の切手に興味を持っていただいたようで、こういう切手はどこで入手するのかとの質問がありました。
新しく発行された切手は、郵便局で購入できますが、発行済みの日本の切手や海外の切手は、切手商で購入しなければなりません。
切手商協同組合という業界団体があり、これに加入している切手商が大都市圏を中心に全国に存在しますが、最近は、店そのものが減っているのではないかと思います。
原因はいろいろあるのでしょうが、切手を収集する方がめっきり少なくなっていることに原因があるように思います。
切手は販売した時点で郵便局の売り上げになるため、日本郵政が10枚程度の小型シート型のシリーズ切手を発売し、しかも発行頻度も以前に比べて頻回になっているため、1枚の価格が500円、1000円程度と高額になり、新たに発行された切手をすべて収集するためには出費がかさむことも一つの要因なのでしょう。また、最近は切手だけでなく、カードゲームやフィギュアなど様々な収集対象が増えていることも要因の一つではないかと思います。
切手商に行くと(店舗にもよりますが)、日本切手、外国切手別に、年代別や鉄道、動物、花などのジャンル別に整理されたファイルがズラリと並べられていて、このファイルから好きな切手を選んで購入することができます。また、初心者向けに、これらのジャンル別に使用済み、未使用切手を200枚、500枚とビニール袋に入れたパケットが売られていて、廉価で購入することもできます。
鉄道切手を収集したいときは、まず鉄道切手のパケットを購入し、その後は、鉄道切手のファイルから気に入ったものを1枚、1枚と追加で購入し、新発売の切手情報から最新の切手を購入することも可能です。
また、切手商には、切手以外の収集品、たとえば、古い乗車券やコイン、メダル、プリペイドカードなどを扱っている店もあります。ご興味があれば、ご近所の切手商を調べて訪ねてみてはいかがでしょうか。