テアトル十瑠

1920年代のサイレント映画から21世紀の最新映像まで、僕の映画備忘録。そして日々の雑感も。

セブン

2003-10-06 | サスペンス・ミステリー
(1994/デヴィッド・フィンチャー監督/モーガン・フリーマン、ブラッド・ピット、グウィネス・パルトロウ、ケヴィン・スペイシー)


 何回かTVで見たが、最初に見た時、前半を見逃してラスト近くから見てしまったため、何ともイヤな印象しかなかった。「L.A.コンフィデンシャル」を見た後色々とデータを見ていたら、スペイシーがコレに出ていたのに(その頃は私の中では無名であったため)見逃していたので、今回最初から見ることにした。

 イヤに雨の多い映画サイコスリラー。「エイリアン3」や「パニック・ルーム」の監督。なんとなく趣向が分かる気がする。

 スリラーとしては良くできている。ディテールが気色悪いが、アクションシーンは緊迫感があったし、ラストの意外な展開は何回見てもうなってしまう。ドラマとしてはモーガン・フリーマンゆえの深みを感じさせるが、結局は警察が異常者に負けた格好になっているのが、なんともやるせない。フィンチャーとは一体・・・?って感じ。

 「アメリカン・ビューティー」「ペイ・フォワード」のケヴィン・スペイシーが、全然違う顔を見せている。

・お薦め度【★★★=一度は見ましょう】 テアトル十瑠

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2 コメント

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TB、ありがとうです! (anupam)
2005-11-12 22:05:11
殺人の方法が手がこんでいましたね。最初のひとり目だったか、肥満の犠牲者・・あの体はホンマものでしょうか?

でも映画ファンのサイトに「ああいうのを見ると人を殺したくなる。あ~人が殺したい」と書いてあって、まあ書くことで発散するのならいいのだけど・・
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飽食の罪? (十瑠)
2005-11-13 22:09:20
ウーン、よく覚えてないです。そんなに異常な大きさでしたか?

怠惰の罪でベッドに縛られて衰弱死させられようとした犠牲者のシーンは、お約束のショックが用意されていましたね。

お薦めしたくなる映画ではないですな。
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