Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

高岡能楽会総会~試しの舞台

2020-02-10 | 能楽

 2/9(日)、高岡能楽会の定時総会が開かれた。会員謡曲大会もあり今年度の活動がスタートしたわけだ。他の会の方たちとは今年になり初めて会うわけで、「今年もどうぞよろしく」の挨拶の場でもある。

 退院後安静に過ごし、丸一日の行事やボランティアなどの外出はずっと避けてきたので、朝から一日着物を着て行事に参加するのは私にとっては3か月ぶり?言ってみればお試しの行事参加だった。今年は連調連管はなく、素謡の地謡だけだったのでリラックスして参加できたのがうれしかった。

 👇 蒼山会の素謡「須磨源氏」。 

 その後、素謡や仕舞があり、終盤に舞囃子2番と番外仕舞があった。
 
  
👇 舞囃子「猩々」

 👇 舞囃子「草紙洗」

 最後に番外仕舞、山崎先生の「鞍馬天狗」

 ここ高岡市の能舞台は「高岡市青年の家 能舞台」と言われ、青年の家の3階にある。戦後「婦人の家」や「青少年ホーム」などと同じ時期に建てられたものだろう。耐震工事と共に客席も固定椅子になり、かなり使いやすくなった。
 能楽会では、定例能や瑞龍寺での薪能と燭光能、三派能楽大会などの行事を行っている。体験型ワークショップや小中学校への出前講座にも力を入れている。4月から建物は「青年の家」ではなく、「高岡市文化芸能館」と名前を変え再スタートするようだ。広い分野に開放される良い機会なので、お能に親しむ人も増えて行くといいな、と思っている。

 さて、私のお試し舞台は、どうやら息切れもひどくなく声もそう掠れず、膝もどうやら持ちこたえ、一日を終えることができた。大事をとり直会だけは失礼して帰宅した。