映画「噓八百」の第二弾だそうだが、前回のは知らない。他愛なく笑って来ようと思ったのと、織部の茶碗に興味があって姫さんと見にいった。
が、席が前すぎで疲れたのか話について行けなかったか、途中二人とも寝てしまった。こんなことは珍しいのだが…。 写し専門の陶芸家(佐々木蔵之介)と怪しげな古物商(中井貴一)のコンビが詐欺まがいの事件を起こす話だ。二人を取り巻く娘や妻、友人TV局スタッフなどは、前回からのレギュラーメンバーらしい。
そこへ、古田織部の幻の茶器・はたかけの写真を持ち込み、本物を探してほしいと頼むマドンナに広末涼子。👇は本物の茶碗。
「金継」は割れや欠け、ヒビが入った茶碗を漆でつなぐ。「はたかけ」は銀繕いで欠けた部分を合わせるらしい。一旦焼いた茶碗の端を欠けさせつなぐ場面が緊張感があり興味深い。
さらに大茶会が、なんと「渉成園(光源氏のモデルと言われる源融の屋敷だった・今は東本願寺別邸)」のお茶室で行われるのが圧巻だった。しかもお運びさんが次々に持ってくるお茶碗はすべて「はたかけ」と言う滑稽さ!。
どこからどこまでが嘘で、何が真実か? 誰が誰を騙したのか?私のような正直者は頭を悩ましまう。