Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

謡と太鼓を合わせると言うこと~福宝会&蒼山会

2017-10-07 | 能楽

  高岡市立平米公民館で、お謡と太鼓を習い始めて15年余り。お謡と仕舞の山崎先生、お笛の瀬賀先生、太鼓の上田先生が指導してくださる贅沢な教室。太鼓のお稽古では必ず謡や笛をつけてくださる。お浚い会や公民館まつり、時には市の芸術祭で、連調連管、居囃子、舞囃子の舞台に出させてもらうことも多くなった。

 昨年、福宝会のお浚い会で「一調一管」と言うか、謡と笛と太鼓を合わせると言う舞台で出させてもらった。先生の後見なしで太鼓を打つのは初めて。しかも「岩船」と「鞍馬天狗」の2曲も。何度か福宝会のお稽古に参加させてもらい、ミスはあったものの、どうにか務めは果たした。「舞働」の笛と合わせるより、謡と合わせる難しさが初めてわかった。
 今年は「西王母」一曲にしていただいた。福島先生の好意に甘え、今年も何度かお稽古に参加させてもらった。

 👇は、9/29(土)の当日の様子。なはさんがわざわざ聴きに来てくださった。笛はNAさん、謡は福宝会の皆さんです。

 

 「西王母」の中の舞で、途中抜かしたかな?と言う瞬間があり、でも笛とピタリと合ったし、謡の部分はとても乗れて気持ちよく打てた。終わってからNAさんに「私の中の舞、途中変じゃなかった?」と聞くと、NAさんはニッコリして、「二段のところで、一くさり短かったよ。高刻みが抜けたのかも」とのこと。気づいて太鼓に合わせて下さり事なきを得た、と言うことだ。さすがNAさん!感謝感激でした。

 👇は、独鼓で「羽衣」。小鼓と謡である。

 さて、蒼山会では例年秋のお浚い会は謡蹟巡りの旅なのだが、今年は趣向を変え「砺波ロイヤルホテル」でお浚い会&交流会を行うことになった。山崎先生は、会員一人が二曲ずつ出られるように番組を作ってくださった。私は、TOさんの謡に合わせて、「枕慈童」を独鼓で打つことになった。けっこう長い。手付けを見てもいいと先生は仰るができれば見ないで打ちたい。TOさんも囃子に合わせた謡の練習に励んでおられる。

 10/5(木)午前、先生のお宅に伺い、TOさんの謡と初めて合わせてみた。何か所か合わない箇所を繰り返し練習した。来週、公民館で再度合わせる練習をして15日(日)が本番である。上手く合わせられた時の心地よいリズムを想像すると、練習にも熱が入る。