ワイパー止まる

不気味に空が白ずんで、雨の勢いもなかなか衰えない時に遠出をするもんではない。

雨中の高速を走行中、突然ワイパーが止まってしまったのだ。時速80kmオーバーでワイパーが止まると、相当視界不良、さすがに背筋がサブくなる。フロントガラスを這い上がる雨粒しか見えない中、前車のテールランプのみを頼りにハンドルを握り直し、徐々にスピードを落とす。幸いコロナ禍の日曜日とあって車は少ない。切ったり入れたり何度もワイパー操作を繰り返してみるがうんともすんとも言わない。電気信号のエラーかとフロントガラスのヒーターやＣＤを止めてみたりしたがどうしてもムリ。
諦めて最寄りの出口や避難用のスペースを探しだしたところで、突然ワイパーが動き出してくれた。

そんなことを5、６回ダマシダマシして、何とかハレの邦、岡山に着く。

それぞれの事情

桃太郎には桃太郎の事情があり、鬼には鬼の事情があるんですな。その鬼さんの事情を丁寧に描いてヒットしたのが鬼滅の刃。そこで、鬼を滅するのなら滅鬼ではないかと茶々を入れたら、それではメッキの刃になり弱そうなので鬼滅にしたんだとか。そんな与太話で酒席をにぎわしてみたけど、考えてみれば、確かにそれぞれに事情があるようで。

シュウにはシュウの、キムにはキムの、トラにはトラの、それこそコロナにはコロナの、それぞれ誰も知らぬ事情があるんですね。そこを推し量るのもいいんですが、日がな雨の今日なんざ、むつかしいことはさておき、一杯のスコッチをサザン流しつつやるのもいいもんですよ。

照明器具交換

自宅の書斎の照明が具合悪い。６畳間にラピットスタート型の蛍光灯2基（計40ｗ４本）が付いていて、本来ならば快適で明るいのだが、もう25年以上たっているせいか、チカチカとざわつきがひどいのだ。蛍光灯（１本なんと1500円！）を取り換えてもチラツキは変わらない。器具本体の所為らしい、ことに寒いときはひどく、ついに交換することにした。

昼過ぎ、近くの量販店に行った。そもそも蛍光灯の照明器具が売っていない。すべてLED製品。まあいいかと店内に飾られている丸形の６～8畳用LEDを一基を選んだが、部屋の中央に配置すると工事費がかさばり、ずいぶんと見積もりが高くなった。仕方がないので、既設に合わせて4.5～6畳用丸形LEDを２基つけることにした。6畳にLED２基なんて異常な明るさかもしれないが、不便がなければ片方消しておけばいい。家人はもったいないとぶつくさ言ってるが、なにせ年寄りは明るい方がいいのです。

雪の朝

昨夜岡山に到着。今朝初雪に逢う。ドカ雪に難儀されてる方々には申し訳ないが、白いもの
が宙を舞うだけではしゃぎたくなる大阪人気質、朝のコーヒーがダブルになる。

先ほど母のクリニックから連絡があり、母の胃ろう手術が機器段取りの関係で1週間遅れるとのこと。寒さのせいか、コロナの所為か、現場はどうもギクシャク、ドタバタが続いてるみたい。

今回の岡山読書は、海堂尊３冊と歌丸落語１冊と文芸春秋を持参してきてる。ソファーに寝そべって読むのが定番なんだが、今日はその姿勢が続くと妙に腰が痛くなる。

カーブは急上昇

　　【7度5分3日続いて救急車　ぐるぐるまわされ葬儀場】

ようやく受けられたPCR検査、結果陽性が判明するも自宅待機を求められ、数日後には意識混濁で救急車要請。何時間もかかってたらい回しにされた挙句、病院到着時には死亡確認。これが現実の首都東京。まさに医療崩壊。我らが大阪もまたしかり。高齢者の死亡率の高いこと。今まさにカーブは上昇曲線を続けてる、嗚呼、感染爆発真っ最中。

後出しで失政責任どうのこうのと言う気はないが、民衆の心に響く言葉を持たない政権では、この先はたかが知れてる。ただただ米英のワクチン頼みなり。

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そんなこんなはチャンネル変えれば別世界。
背中丸めたアラコキは、ABEMAで藤井聡太を観戦するのみ。

歌舞伎ナウシカ

正月にＢＳで歌舞伎をやっていた。演目は「風の谷のナウシカ」。ナウシカの世界観とコロナ社会が比較される今日、見ごたえ十分なり。劇場で観た「アマテラス」や「ONEPIECE」もよかったが5時間以上の本作も秀逸。

この勢いで行けば来年あたりは「鬼滅の刃」か。竈門炭治郎や禰󠄀豆子はだれが演ずる？胡蝶しのぶや鬼舞辻󠄀無惨は？　

歌舞伎界の体質は厄介で古色蒼然としてるように見えるが、その旺盛な食欲だけは大いに買えると思っている。

謹賀新年

【その年でパーキンソン病との賀状あり　一瞬にして酔夢去る】