3日前、女房との些細な言い違いから、
つむじをまげたボクは酒海の世界に飛び込んでいた。
二色浜の秋の海や岸和田のだんじり祭を肴に、
昼夜を問わず、3日で酒2升、カンビール20本、2L焼酎2箱・・・
今はさすがにバタンキューの直前。
そこまでしても以前からの脳梗塞の寸前のような全頭痛はやまないけど、
耳管開放症の生業なのか、今生と来世の境目を往来しているような。
とりあえず最後の介護者になってくれる筈の女房をあげつらうため、
手取り足とりお伊達てあげ、朦朧とした胃袋で近くの寿司屋に連れていった。
けど朝イチの回転ずしのシャリは明らかに昨夜の残り物、
薄く切られた肴は全く滋味がない。
冷酒片手に、大声でスシネタを酷評しだし、
この店の寿司は食うに当たらず、これは寿司ではない!と怒鳴りつつ椅子を蹴る。
それでも当て物の景品を孫用にポケットに突っ込み、
なんとか、ようよう知覚できているのは正午の時報のみ。
つむじをまげたボクは酒海の世界に飛び込んでいた。
二色浜の秋の海や岸和田のだんじり祭を肴に、
昼夜を問わず、3日で酒2升、カンビール20本、2L焼酎2箱・・・
今はさすがにバタンキューの直前。
そこまでしても以前からの脳梗塞の寸前のような全頭痛はやまないけど、
耳管開放症の生業なのか、今生と来世の境目を往来しているような。
とりあえず最後の介護者になってくれる筈の女房をあげつらうため、
手取り足とりお伊達てあげ、朦朧とした胃袋で近くの寿司屋に連れていった。
けど朝イチの回転ずしのシャリは明らかに昨夜の残り物、
薄く切られた肴は全く滋味がない。
冷酒片手に、大声でスシネタを酷評しだし、
この店の寿司は食うに当たらず、これは寿司ではない!と怒鳴りつつ椅子を蹴る。
それでも当て物の景品を孫用にポケットに突っ込み、
なんとか、ようよう知覚できているのは正午の時報のみ。