ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

RETHINK

2015-02-26 10:56:58 | 日記
TEDでアメリカの女子学生が、LINEなどのイジメ防止策として「RETHINK」機能をSNSに設けることを提案していた。「RETHINK」は、送信者が人を傷付けるようなワードを入れて送信するときに、「本当に送りますか」というメッセージを表示するシステムだが、このシステムによって93%の中傷メールにストップをかけることができたという。

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スマホをいじっていると、ミスタッチで電話がかかってしまったり、書きかけのメールをうっかり発信してしまったりと、そそっかしいだけでは済まないようなことを経験した。だからオジサンは思うのだけど、いじめ対策だけでなく単純なミス予防対策としても、スマホのメールや電話にこの「RETHINK」機能を導入してほしいと思う。「本当に送りますか」のチエックで助かるのは中傷メールだけでない筈だが、そのひと手間もわずらわしいほどに、今時の人は忙しいのだろうか。


母の入院

2015-02-25 22:43:29 | 日記
先々週の日曜日の深夜、母が救急で入院したという報を受けた。けど当方は酩酊状態、やむなく翌朝車を飛ばして岡山に行く。膀胱炎から腎盂腎炎を発症し、そこから細菌が血液に乗って全身を駆け巡ったとか。症状は突然の悪寒・発熱から2時間後には意識が混濁してきたらしいが、抗生物質の点滴で一命をとりとめる。90歳を超えると何でもないことが大事に至る。ご近所様の機転に改めて感謝。

おかげ様で一昨日無事退院できたが、入院期間中は特にすることもない。ただ看護婦さんに連絡先として携帯番号を伝えた手前、何かあってはと思い酒も自粛。新品の駅前モールを探索したり、森林を散策したり、読書三昧ときわめて健康的な10日間を過ごす。


戦わない選択

2015-02-11 20:14:01 | 健康・医療
3.11から3年11か月の今日、久々に暖かさを感じる日和でした。
いつかは誰しも行く道ながら、あまり向き合いたくないテーマなんでしょうが、還暦を過ぎると、そろそろ順番が来るのかな、という予感はしてきます。たとえばガンです。

手術するかどうかでも迷います。日本の医者は7割が切ろうといい、アメリカの医者は7割が切らずに治そうと言うそうです。化学療法と称する抗がん剤にもいろんな意見が出ています。治療することすら否定する医者もいます。それに真っ向から反対する医者や、治癒率は確実に上昇しているという医者もいます。ただ、病気と向き合う医者はいても、患者と向き合う医者は少ないのが現実かもしれません。

人間だれしも、いつかはあの世に行きます。死の選択時期は仏様にお任せして、僕たちは日々の楽しみに生きればいいと思っています。だから何年生きたかを問うのではなく、どう生きたか、楽しい充実したひとときをより多く持ったかどうかこそが問われるべきです。
全否定されたはずの丸山ワクチンが最近また復活してきて、抗がん剤の副作用に効果ありという話も聞きます。少なくとも害がないのであれば、医療の選択肢の中に入れてもいいのではないかとも思います。医療とは患者に希望を見出す仕事だからです。

お知らせです。従妹の友達の知り合いの友達という関係なんですが、癌と戦わない治療法を選択された女性がTVに出演されるようです。どんな内容かは知らないのですが、もしご興味があればと思いお知らせ致します。

2月21日(土)フジテレビ 21時~23時10分『中居正広の「終活」って何なの?』~僕はこうして死にたい~  
http://ameblo.jp/3bikinoneko-y/









聴きがい

2015-02-08 10:59:55 | 音楽
2月8日、畠仕事がたまってるのでせめて雑草抜きでもと思っていたら、朝から雨。コーヒーとビートルズBGMでメモ録を記す。

2月1日、フェスティバルホールで「世界まるごとクラシック2015」を青島広志が司会・指揮・進行・踊り・企画・演出でやっており、前席4列目がとれたというので、行ってみた。エルガーから始まりヘンデル、バッハ、ブラームス、チャイコフスキー、シベリウスが第一部、20分ばかりの休憩の後、ヨハン・シュトラウス、ビゼーに続いて、アナ雪にトトロで客席をにぎわし、なぜか歌劇「イーゴリ公」が入ってラデッキー行進曲がトリ。アンコールは「天国と地獄」。演奏はシアターオーケストラトーキョー。
賑やかな曲目とともに、舞台のスクリーンには、フェスのカメラ台数を誇るようなアングルでオケの表情を映し出していく。そう、退屈はさせない演出にはなっている。けど皮肉なことにスクリーンが映し出したものは、頭の片隅で次のネタをくるオーラの欠けた指揮者・青島の姿であり、感情移入に没頭できない演奏者のノリの悪さであり、そして早口でムリに笑いを誘う司会者・青島の眼がやたら冷めている現実だった。神泉寺瞬一郎なら第一バイオリンのミスタッチを3か所は指摘しただろう、そんな緊張感に欠けた演奏会。5500円でフェスティバルホールのクラシックが聴けると思った方がおかしいのだが、唯一幕間に飲んだワインだけは相応の味がした。

2月3日、節分。寺舞台の前座で演じていた剃髪の尼僧若手落語家「露の団姫(まるこ)」の語りが新鮮で驚く。結構メディアに出ているらしいが、全く知らなかった。慣れ切って緩んだ演奏会より、なんのてらいも気負いもない若さあふれた話の方がはるかに聴きがいがあった。

天使の分け前(angel's share)

2015-02-06 10:40:58 | 酒を節する
歩けば20分ほどの距離だが、アサヒの美術館は京都府、サントリーの山崎工場は大阪府に位置する。今日はウイスキー工場にて1時間ほどの見学と試飲コースに参加。
蒸留された原酒は樽に入れられ、熟成される。熟成がますにつれ5年もので2割程、12年もので4割ほどが樽から液体が減っているとか。この現象を職人は【天使の分け前(angel's share)】と呼ぶ。単純計算なら30年も経ったら残ってんのん?だから高いのかと妙に納得。
無料試飲コースは山崎と白州のハイボールから始まり、ロックおかわり、おつまみ付で30分程。帰り際突然のにわか雨、雨宿りを兼ねて有料試飲室にて、山崎のモルト、12年、18年ものを飲み比べる。値段差(15mlが100円、200円、500円)ほどではないが、微妙な味の違いは酔人爺でも感じれる。

大山崎山荘美術館

2015-02-06 10:37:52 | 美術・芸術・博物館
大阪と京都の府境にあり、西に天王山を背負い、東に桂・宇治・木津の三川が合流して淀の大河になる地、光秀vs秀吉の山崎。まずはアサヒビール大山崎山荘美術館に行く。
外気温5℃くらいだが、風もなくひんやり感が心地よい。大正建築の別荘と安東忠雄のRC建築が違和感なく自然に溶け込んでいる。ただその地中館、モネの大画を受け入れるにはやや窮屈かも。冬とはいえ鳥のさえずりも響いていて眺めも最高、喫茶室でいただいたスパークリングワインものどに爽やか。


オニはソト~

2015-02-03 20:15:38 | 日本の四季
魔界からの来訪者「鬼」は、怨霊の化身とか地獄の羅刹・夜叉・妖怪などイメージはそれぞれあれど、百鬼夜行の時代、果たして渡る世間はオニばかりか。ならばソトかウチの主体は国なのか家なのか心なのかと、遠目からブツブツ言っていたら、府会議員かが投げた餅がわが額に大当たり、撒くというより投げるという感じだったので結構痛かった。後で思ったけど、そこに怨恨関係があるならば犯罪として成立するや否や、あるいはもし反射的に投げ返した餅が彼に損傷を与えるならば、正当防衛と言えるのか否か。

どうでもいいけど、上から目線のこの行事、来年はもういいよとつぶやきながらも、「魔を滅する」という「豆」袋もゲット、春は近い。 

分水嶺

2015-02-02 22:03:41 | 政治・経済
中東に広がる狂気のアメーバに日本人が飲み込まれた時、「とらわれ人よ、切腹をしろ」とのたまった御仁がおられるとか。打ち首と切腹の違いも判らないのなら、志の輔落語「徂徠豆腐」でも聴いてほしい。

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歴史的なスパンで繰り返してきた大国のエゴが、少数異民族や異宗教への虐待と差別を招き続けてきた現実から目をそらしていては、今回の悲劇も教訓にならない。一方、「アベノミクス」が格差拡大をうみ、「集団的自衛権」が9条破壊をうみ、そして「積極的平和主義」が日本の9.11をうんだ、と言われても仕方がない状況。21世紀の日本を決める分水嶺はまだまだ先と願い、仏教の教え「中庸の精神」を保つ国であれよと思う。


1月に触れた言葉

2015-02-02 09:56:29 | 生き方
記憶せんむすめふさほせうたかるた
   ――― 稲畑汀子 ―――

ラテンという生き方は、ただノウテンキに今を楽しむといイメージがあるが、少し違う。
「希望を絶対に捨てない生き方」こそが、ラテンだと思う。
   ――― 八木 啓代 ―――

緊張してきた。よっしゃあー!
   ――― 松岡修造 ―――

「自由がある」ということを感じるだけではなくて、「自由を獲得する」
「なる」ではなく、「する」ということが歴史を作っていく。
   ――― 奥平康弘 ―――