ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

500ベクレルの意味

2011-10-06 14:36:18 | 災害大国
たとえばフクシマの農家が規定値500ベクレムに近い米を県外に出荷し、自分たちは放射能無検出の米を県外から買って食う、なんてことを一部マスコミがすっぱ抜いたら、非難轟々の的になるのだろうか。あるいは規定値オーバーの米を低被ばくの米とブレンドして出荷することは許されているのだろうか?

大文字や花火や鉄橋までもが標的にされ、挙句はフクシマのトラックが街中を走ることさえ罪悪であるかのような拒否反応が世間で噴出しているようでは、無検出食品以外は食用に値せず、という人も多いだろう。政府のいう500ベクレル以下の食品だから問題はない、と自信を持って同調できる人は数えるほどもいないだろう。

ごく普通の人が500ベクレルといった種々の規定値を満足するギリギリの食品(米、野菜、水、肉、牛乳・・・)を三度三度食していったら、1年間で一体何ミリシーベルトの内部被ばくを浴びることになるのか。こんな簡単なそして重要な検証すらマスコミは報じない。

ドイツでは成人8ベクレル、幼児4ベクレルとケタ違いの法規制がある。500ベクレルという数値が健康衛生上あまりにも無理があるならば、フクシマが「地産地消」から「地産他消and他産地消」という図式を取り入れても、決して不合理な発想とは言えないのではないか。

自らの命は自らが守らなければならない、フクシマの汚染濃度はもう許容限度を大幅に越えようとしている。彼らこそ放射能無検出食糧を優先的に食してもらわないといけない。

   ***

しかし、である。ヒロシマの168倍ものセシウムを巻き散らかし、汚染列島と化したこの国とはいえ、北海道や九州ならまだフクシマを受け入れる素地はあるのではないだろうか。
集団的移住も現実味を帯びてきた。十津川が北海道にもあるように。

それにつけても、この500ベクレルという非常時数値が、10ベクレル程度に戻るのはいつの日か。
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