野上啓三インスタグラム、←こちらに変更しました。
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すべての魚・貝、天然ものです。
◇営業時間について◇
火曜~土曜17:30~21:55※ラストオーダー(酒類・酒類以外全て)21:25まで
日曜お子さんデーは11:30~17:30です。※日曜はお子様の日です
店には月曜(+第一日曜日)以外10:30~営業終了+aおりますのでお気軽にご連絡ください!
03-3356-0170
※レストラン予約代行サービス『オートリザーブ』でのご予約は日付・時間帯にかかわらず受け付けておりません。
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1dayアーカイブ2022年~2001年10月29日のおしながき [2022年] [2021年][2020年]
[2019年]
[2018年]野上啓三が見ている築地の風景 寿司屋の七十二候
[寒露・第五十候・菊花開きくのはなひらく]10/13~10/17
[寒露・第五十一候・蟋蟀在戸きりぎりすとにあり]10/18~10/22
[霜降・第五十二候・霜始降しもはじめてふる]10/23~10/27
・ターレー移動 第2弾【動画】 今、豊洲
・琵琶湖 モロコ 当店初入荷 今、豊洲
・中央エスカレーター 今、豊洲
・菊花かぶ 仕込み中【動画】 今、店
・シーズン初入荷 北海道厚岸 殻付きアオヤギ 今、店
・久しぶり 鳥取 甘エビ 今、豊洲
・今日の築地 今、築地
・豊洲の店先 今、豊洲
・シーズン初入荷 北海道小樽 殻付きシャコ 今、店
・シーズン初入荷 北海道 真鱈の白子 今、店
・豊洲新市場 仲卸水産棟4Fから築地方面 今、豊洲
・シーズン初入荷 千葉竹岡 ボラ子 今、豊洲
・北海道厚岸 大黒(だいこく)ししゃも 今、豊洲
・なかなか快適 折りたたみ式コンテナキャリー 今、豊洲
・ターレー移動 第1弾【動画】 今、豊洲
[2017年][2016年][2015年]お通しは茨城有機栽培の春菊と石川有機栽培間引き小松菜の温お浸しに酢橘をひとたらし、血合い抜きのメジ節(メジマグロの鰹節)をのせてお出し致します。活けじめアオリイカ、活けじめこち、〆小だひ、蝦蛄、活けじめアジ、シロイカ、無添加ばふんうに、青柳、新規入荷です。年に一度だけの入荷、田酒純米大吟醸山田錦45が入りました。
[2014年]青森八戸ぶり、12.8kgハラカミ、三重尾鷲カンパチ13.6kgセカミ、くま海老としま海老の酢の物は三陸のわかめと有機栽培のキュウリを添え、自家製ポン酢をかけます。17:30~23:30 四谷三丁目すし処のがみ03-3356-0170 脂をたっぷりと蓄える真冬の魚に比べてややあっさりとした、でも徐々に旨味と脂が増してくる秋のお魚をどうぞおたのしみください8月28日から2ヶ月ほどおしながきがありませんでしたが、本日より再開で―――す!
[2013年]北海道・長万部よりホッキ貝入りました。真鱈の白子、少しずつふくらみを増してきました。今日は活けヤリイカなのでゲソは生のお刺身でいけます。生姜醤油でどうぞ‥[2012年]ホッキ貝は火を少し入れると磯の香りが和らぎ、甘みが増します。
この冬、活躍しそうなアイテムを見つけました。
ミニ土鍋でほっこりしていただきたいと思っています。
[2011年]
鴨居・かわはぎ、福岡・しろいか、長万部・ほっき貝、三重・中羽(ちゅうば)いわし、新規入荷です。
[2010年]
カンパチは長崎から空輸で築地に届いたものなのだそうです。「台風が近づいているのに長崎からよく来ましたね」と仲買いさんに主人は声を掛けたのだとか。「今日がもうギリギリでしょう。明日はわかんないね」と言われたそうです。
今回のカンパチは野締めです。活け締め同様、旨みは増していきます。
わたしの魚(ウォ)キペディア 第26回 たこ
たこ焼きに入っているタコ、お正月の食卓にあがるようなタコ、寿司桶一人前〈並〉もしくは小僧ずしチェーンのお持ち帰り一人前に入っているタコのにぎり。
昔、タコと対面する機会はこのくらいでした。
成人してからタコわさびを食べた時には感動しました。
チェーンの居酒屋さんだったと思います。お酒がすすみました。
他にもタコぶつ、タコ刺し、タコの唐揚げ、天ぷらと出逢い、茹でた頭の部分を薄く切ってタマネギのスライスと混ぜておかかがドバッのったものを初めて見た時はおいしそうで醤油の分量を失敗しちゃいけないと掛ける手が震えました。
「兄弟弟子の店だけど、カメちゃんも一緒に行くか」
主人の修行先の親父さんに声を掛けてもらいました。
たしか1997年か1998年だったと思います。
昔一緒に働いていたという後輩の板前さんが閑静な住宅街に店を出したということで、板前である主人と顔を出すからもしよかったら‥ということでした。有難くお受けして、当日は自分なりにおしゃれをして出掛けました。
渋谷から何駅か離れたその場所は四~五年前に歩いたことがありました。
「あ。この道一回だけ来たことあります、あれ、その時はここにお寿司屋さんはなかったなぁ‥」
出来たばっかりの店だもんそりゃないさというツッコミを親父さん主人どちらからともなく浴びながら店の暖簾をくぐると、威勢のいい短い声がいくつも飛んできました。
「いらっしゃいませぇッ!」
カウンター御主人の正面、どうぞと勧められ左から親父さん、主人、私と並んで座りほどなく出てきたお通しは青柳のぬたでした。
小ぶりの器は何焼きかわからないけれどすごそうで、お箸を置いてそれとなく店内を見渡してみました。
新しい内装の輝きと御主人の熟練した雰囲気と若いお弟子さんのテキパキとした感じに圧倒されて、また目線を自分の席に戻しました。「ね、これ見てみ」
と主人が敷いてあるテーブルマット風の布の右端を少しめくりました。
「ガラスの下がディスプレイできるようになってんだよ」
自分のマットを少しだけめくってみると、分厚いガラス板がカウンター兼ディスプレイスペースの蓋になっており、中には桜をモチーフにした手ぬぐいが二枚と水色のガラスのオブジェと同じ色の砂が飾られていました。
カウンター全部がそうなっていました。
初めて見るデザインのカウンターにクラクラしていると、次のお料理が出てきました。
「タコの桜煮です」
御主人の言葉に頷きながら慣れない長い割り箸でひとつ口に入れると、こっくりとした濃い旨味がひろがりました。
「おいしい‥」
こんなにおいしいタコの煮ものを食べたのは初めてでした。
また何焼きかわからないけれど黒いすごそうな足の付いた小ぶりな器に盛られたタコは木の芽で飾られていました。
「これ、どうやって煮るんですか」
と私は御主人に質問しました。
いろいろ教えてもらったのですがすっかり頭に入らず、唯一覚えているのが
「小豆を色付けのために少し」
という言葉でした。
帰り間際、もう一度失礼にならない程度にマットをめくりました。
ガラスケースに飾られた手ぬぐいの桜の花びらはほんのりあずき色で、タコの桜煮と少し色が似ているな‥と思いました。
ちなみに主人のタコのやわらか煮はお茶を入れて煮ています。
[2009年]青森・八森のやなぎ鰈は大きいので、一人前1/2尾ずつお焼き致します。めずらしく今日は生のえぼ鯛があります。
[2008年]久々になまこの登場です。主人は「市場になまこが出てくると寒くなってきたな…」と思うのだそうです。毎日築地を歩いていると、たとえば今だったら秋から冬に微妙に内容がシフトしている様子が感じとれるのだとか。コチ・スズキをあまり見かけなくなった、カレイが少し痩せてきた、ブリが出回るようになってきた…など。
なまこに用いる酢はポン酢ではなく、土佐酢に近いものになっています。