ある定休日、主人は曙橋の『てんぷら荘司』さんに水ようかんを習いに行きました。
お店を訪ねると、店主の荘司さんはレシピを手に待っていてくれました。
「豆を浸してあるところまでは出来てますよね。このあと煮て、漉し餡を作って、水ようかんを作って、冷して…と手順を踏んでやっていくと膨大な時間になるので、工程を分解して効率よくやっていきましょう。野上さんの持ってきた小豆を煮ている間に覚えることを私が一度やってみて、最後に野上さんが煮えた小豆で一通りやってみるという流れで」と荘司さん。◎漉し餡 ◎浸した寒天 ◎煮て潰すだけになっている小豆 など必要なものを用意してくださっていました。
さらし終わった小豆(晒し餡)に砂糖を入れて煮溶かすところの説明を受けていると、女将さんがいらっしゃいました。
小豆を搾るための袋を煮沸することを教えてくださったり
出来上がった餡の扱い方などを丁寧に説明してくださいました。
「小豆・水・砂糖・塩・寒天というシンプルな材料でつくられる水ようかんは、シンプルなだけにとても難しいということが解った」
主人は試食をしながら呟きました。
2010年の間のどこかで皆様にお出しできるよう
頑張るそうです。どうか待っていてください。
2010年1月吉日