生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

心模様

2020-03-14 04:36:48 | 日々の暮らし

 

禅の言葉に
「心外無別法(しんげむべっぽう)」があります。

幸福や不幸というものは、何かの形で現れるものではありません。
それは、心の模様で変わるもの。つまりは感じるということ。
不幸になるというのではなく、不幸だと感じる。すべての現象や存在は、自らの心によって起こるもの。それを「心外無別法」という。

昨日ある看護師から日頃の悩みを相談された。
私が掛けた言葉がこの言葉でした。
不幸にならないためには、それを不幸と感じないこと。
貴方が不幸な出来事だと思っていることは、
よそからは大したことではない時もあります。「すべてはあなたの心が決めているだけです」小さな悪いことにあって、いちいち不幸だと感じていたら、不幸だらけの人生になってしまいます。
小さなことにも「幸せを感じる心」少々悪いことが起こっても「鈍感になれる心」この二つの心をもつことが不幸にならないための大切なことなのだと私は思いますよと。
涙を浮かべうなずき帰って行きました。
その後会ったら笑顔で挨拶してくれました。

          言葉に感謝

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山の神に祈る

2020-03-14 04:36:48 | 日々の暮らし

サクラの語源は
山の神の事を「さ神」といいました。
その神様が里に降りてきて腰かけた木の下がくら(座)といいます。
それから、山の神が腰かける木の事を「さくら」と呼んだといいます。
『サ神様(山の神)の
クラ(座)であるサクラ』が咲く時季になりました。
『久方の

光のどけき

春の日に

静心(しづこころ)なく

花の散るらむ』

(古今和歌集  紀友則)

日の光も   のどかな
春の日なのに桜の花だけはどうしても落ち着きなくあわただしく散り急いでいるのでしょうか。

はかなさ、いさぎよさ
があるから惹(ひ)かれるのでしょうね。
今年はコロナウイルス騒動に、心を慰め元気をくれる桜になりますように。
山の神様に
        祈願

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする