禅の言葉に
「心外無別法(しんげむべっぽう)」があります。
幸福や不幸というものは、何かの形で現れるものではありません。
それは、心の模様で変わるもの。つまりは感じるということ。
不幸になるというのではなく、不幸だと感じる。すべての現象や存在は、自らの心によって起こるもの。それを「心外無別法」という。
昨日ある看護師から日頃の悩みを相談された。
私が掛けた言葉がこの言葉でした。
不幸にならないためには、それを不幸と感じないこと。
貴方が不幸な出来事だと思っていることは、
よそからは大したことではない時もあります。「すべてはあなたの心が決めているだけです」小さな悪いことにあって、いちいち不幸だと感じていたら、不幸だらけの人生になってしまいます。
小さなことにも「幸せを感じる心」少々悪いことが起こっても「鈍感になれる心」この二つの心をもつことが不幸にならないための大切なことなのだと私は思いますよと。
涙を浮かべうなずき帰って行きました。
その後会ったら笑顔で挨拶してくれました。
言葉に感謝