武士は、感情を顔に出すべからず。
自己の悲しみ、苦しみを外面にだして他人の平穏をかき乱すことがないように求めていた。女性も大和撫子魂ができあがった。
子供を亡くした母親がその悲しみをまぎらわそうとして歌った俳句を紹介しましょう。
江戸中期の俳人加賀千代女は子供はいつものトンボとりにでかけていないのだと想像していた。
『蜻蛉(かげろう)
つり
今日はどこまで
行ったやら』
己に勝つにはいつ
も心を安らかに保
たねばならないの
ですね。人を思いやる
武士道の精神を忘れないようにしたいものです。
感謝