ナイルのデイトレ株日記!

2005年春、定年退職し本格的にデイトレを始めました。
工夫改善・向上心により益出し10%に残るよう頑張っています。

12月・株売買結果 「グラフ:年別株損益の推移」

2021年12月27日 | Weblog
<2021年の総括・反省>

2021年は2月に私の大腸がんが判明してから一時、株売
買は控えていたが3月手術後、抗がん剤治療(9月末終了)を
始めてからはガンの事を忘れるために株売買を再開した。
含み損益を除く「年間売買トータル」は結果的にはほぼトン
トンであった。

(1)成功株
  ①米国株[VTI」バンガードETF
   ドルコスト均等法での定期買いにより80万円の含益)
  ②株ではないが「ビットコイン」で28万円の利確
  ③日本電子材料(6855)、医療関連:DELTA-FP
   (4598)、デジタル化関連 MSOL(9033)等、
   うまく波に乗って各株6~10万円幅の利確。

(2)失敗株
  ①Kaizen(4170)
   短期と長期売買の二本立てで売買した結果、短期分の
   損切りが遅れ、最終的には損失が大きくなり過ぎて、
   切るに切れない泥沼状態から「難平塩漬株」にして
   しまった。またKaizen(改善)の名称にこだわ
   り過ぎた。

  ②中外製薬(4519)
   私が服用した抗がん剤(ゼローダ)が中外製薬の薬だ
   った事、及びコード番号が生年月日と同じ因縁からフ
   ァンダメンタルも優秀な中外製薬に手を出したが、株
   価は既に富士山型一山終了のため反転せず、ハゲタカ
   ファンドの空売り攻勢にあって下降の一途をたどり惨敗。 
   おまけに株価も100株45万円台と現物買いの私にとっ
   ては高額で難平を重ねるのが難しかった。 日本も米国の
   ように一株単位でも売買出来るよう早急に改善すべきだ。

(3)猿でもすなる「反省」
  ①同一銘柄で短期と長期の二本立て売買はしてはいけない。

  ②富士山型株価で高値の後、下がり切っても再反発はない。
   (株が上がる直前までは、その筋は時間かけて準備する
   が「安値で仕入れ続ける」下がり切った後は準備期間が
   ないためそこで終了➡期待に反して半値戻しさえない)

  ③銘柄名や縁あるコード番号で買うのも一つの方法だが、
   株購入時には以下3~4項目の同時成立が必須条件。

    ・験(げん)の良い銘柄名、コード番号
    ・良好なファンダメンタル(PER、経常利益etc)
    ・トレンドが上向きで将来性があってオンリーワン
    ・社長の顔と経営方針が納得できるか否か

   ④大型株は避け中小型株に絞る。(最悪短期でも売却可能)

   ⑤先々、難平(買い増し)の事を考えると資金的に株単価
   は100株10万円以下の銘柄とする。

   ⑥今後は難平買いにこだわらず、状況に応じて臨機応変に
    順張りや空売りもやってみる。

   ⑦年を重ねるにつれて積極性がなくなって来た。弱気とい 
   うか勝負をしなくなった「虎穴に入らづんば虎子を得ず」
   で、「君子危うきに近寄らず」の守りになってしまった。


<12月・株売買結果>
 
・12月は22日営業中

1.<デイトレ分> 2戦0勝2敗0分(20休)
 
  ・売買益 ・・・・・・・・ ・-123.9k
  ・手数料等・・・・・・・・・・0.0k      
  ・純損益・・・・・・・・・・・0.0k

 
2.<12月売買損益>現物(SBI証券・日興証券)

 (1)日本電子材料(6855) 100株 ・・・・+62.7k
 (2)メドビア(6095)    100株 ・ ・・ -101.7k
 (3)中外製薬(4519)    200株   ・・・-132.2k
 (4)DELTA-P(4598) 200株 ・・・・ +23.6 k
 (5)KOA(興亜)(6999) 200株 ・・・・ -29.7 k
 (6)MSOL(7033)    100株 ・・・・+53.4k

3.<12月含損益>現物(SBI証券・日興証券)

 (1)日経NFレバ(1570)10口・ ・・・・・・-22.4k
 (2)細谷火工(4274)100株 ・・・・・・・・・-9.4k
 (3)オロ(3983)100株・・・・・・・・・・・-65.6k
 (4)KAIZEN(4170)1500株 ・ ・・・-1,168.4k

4.<米国株Vti:ETF現物 (110株)長期保有>

   ・取得総額  2,289,375円
   ・現評価額  3,082,785円
   ・現損益   +793,410円

    【VTI】=全米株式インデックス

注)今月、「日本の敗因」著:小室直樹
*歴史は勝つために学ぶ*(2000年1月刊)を再読して大東亜戦争
の敗因は日本陸海軍ではなく日本の「腐巧官僚制」にある事を再再
認識、戦後の政財界、株の世界も全く同じで日本に「腐巧官僚制」
が続く限り、明日の日本はないという結論に達した為、この際思い
切ってホールドしていた日本株の大部分を売却し、Kaizen
(4170)<反転ネライ順張り作戦>)を除き来年からは米国株に
シフトすることにした。


5.<コモデティ(金・プラチナ・銀)の購入>

 *「株」ではないが株損失時の「保険」として
    田中貴金属にて毎月積み立てを実施


   (1)金・・・・・取得額 40.3千円 ・・現評価額 49.4千円
   (2)プラチナ・・取得額 3.8千円・・・現評価額 3.8千円
   (3)銀・・・・・取得額 650千円・・・現評価額682.9千円  

   ・取得額合計・・・・694.1千円  
   ・現評価額合計・・・736.1千円
   ・現在の損益額 ・・+42.0千円


6.<総 括 12月>

NYダウは11月末34,483 ➡ 12月末36,338 +1,855(+5.38%増 )
日経平均は11月末27,821  ➡ 12月末28,791  +970(+3.57%増)


12月NYダウは前月比+5.4%増、日経平均も前
月比+3.6%増とともに上昇となったが、米国株
の順調な伸びに比べると日本株はどうしても一
段見劣りする。

米国ではコロナ(オミクロン株)感染が拡大する
中、NYダウは新高値を更新、対して日経平均は
コロナ感染数が最低にもかかわらず、3万円の大
台を目前にしてモタモタした動き、元来、株に対
して楽観的で積極的な米国人と違って悲観的で消
極的な日本人は何時迄たっても株高の恩恵に預か
れないのかも知れない。(個人株保有者:米国38%、
日本10%)

その上日本の岸田政権は「株式業界」にとっては
トンデモない政権になりそうだ! 以下の各施策
(方向性)をみれば株式の足を引っ張るオンパレ
ードばかりで貧乏神以外の何物でもない。

<岸田政権による株式関連施策(計画)>

(1)株式会社決算における「四半期決算発表」の廃止
(2)金融資産(株所有者)に対する追課税
(3)株式譲渡税率(現20%)の増税UP
(4)自社株買いの規制etc


日本株式市場にとってトラトラトラの 2022年は
ひょっとすると最悪の年になる可能性も有り得る。
一刻も 早く高市政権に代わってほしいと思うのは
私だけではあるまい。

なお世界的な株動向はどうもグロース株(成長株)
からバリュー株(安定株)に移行しつつあるようだ!



<参考>  「対前年12月末比」

・NYダウ・・・30,606 ➡ 36,338 (+18.7%):日経平均の3.74倍
・日経平均・・・27,444 ➡ 28,791( + 4.9%)
・日米為替・・・ 103.3  ➡ 115.1(-11.1%急落)円安傾向


7.<今月のブログ> 断トツ・ベスト1

・鈴木傾城(ケイセイ)のダークネス・メルマガ編

8.<今月の読書> 

(1)戦犯裁判の錯誤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハンキー卿
(2)やってはいけないがん治療・・・・・・・・・・・・・・・岩澤倫彦
(3)日本の敗因「歴史は勝つために学ぶ」(再読)・・・・・・小室直樹

 *経済危機克服の妙薬は、大東亜戦争の研究*(P298より抜粋)

大東亜戦争の真の敗因は、「腐巧官僚制」にあるが腐巧官僚制では、
アノミー(無連帯や混沌を生じ、規範を失った状態)が出現し、その
結果、フェティシズム(物神化)が蔓延する。このフェティシズムに
よって、手段が目的化するのである。
 
たとえば、軍隊の年功序列制も階級も、つまりは、戦勝のための手段
にすぎない。戦勝のために必要であればこそ維持するのであって、戦
勝のために有害であれば、即時廃止するべきである。無視するべきで
ある。

アメリカはこれを断行した。ニミッツの太平洋艦隊司令長官任命が好
例である。ゆえに戦争に勝った。日本は、これをしないであくまでも
手段にすぎない年功序列制を目的とみなして、この制度にしがみつい
た。たとえば、山口多聞を連合司令長官に任命しなかったこと、南雲
忠一の機動部隊(第一航空艦隊)司令長官任命などの人事をみれば、
これは明らかである。ゆえに戦争に負けたこうした例は枚挙にいとま
がない。

軍事官僚制の痼疾(持病)は、戦後、経済官僚制に持ち越された。た
とえば、官僚による経済支配は、軍用物資をより効率的に供給するた
めの戦争の手段である。ゆえに、戦争が終われば廃止するべきである。
自由市場のほうがより効率的になれば、廃止するべきである。

しかも、官僚は必要のために握った権益は、その必要がなくなった後
も手放そうとはしない。この点、軍事官僚と同様である。もちろん、
年功序列制、階級制等にしがみつくことも同様である。

一つひとつ比較検討していくと、戦前から戦中の軍事官僚と戦後の経
済官僚とがあまりにもよく似ているので、驚くであろう。この意味に
おいて、大東亜戦争の研究こそが、現在の経済危機克服の妙薬となる
のである。

 <嗚呼何たる名言か!

  今頃、小室直樹氏は草葉の陰で歯ぎしりしているに違いない!>


注1)真珠湾攻撃後、ルーズベルト大統領は一任で当時少将だった
   ニミッツを海軍少将から海軍大将に任命した。(二十余名の
   の先輩を抜いて)この大抜擢が米海軍の運命を拓く事になる。

注2)山口多聞(少将)、本来は山本五十六連合司令長官の後任にな
   るべき能力を皆、認めていたにもかかわらず海軍兵学校第 40
   期のため(山本五十六は32期)この間、7期にわたり先輩が沢
  山いた為(年功序列)連合司令長官になる前に戦死してしまった。


9.<今月の動画>(YouTube)ベスト3

*新聞やTVのフェイクニュースや報道しない自由より
   圧倒的に新鮮且つ真実の情報が入手できます!


(1)及川幸久(BREAKING)・・・・・・(49.3万人)
(2)妙佛 DEEP MAX・・・・・・・ ・・・・・(24.7万人)
(3)朝倉慶の株式投資・株式相場解説・・・・・(10.4万人)  

 (注)(  )カッコ内数値は登録者数

*報道機関の使命は報道しない自由ではなく
             報道する義務である!



10.ナイルの好きな言葉

<予想外の大きな「幸」は途方もない「不幸」である。
これぞ、世界史の鉄則なのだが、日本人はとくに、こ
のことに対する免疫がない。研究もしないのである。
(例:日露戦争勝利、真珠湾攻撃成功)> (小室直樹)

<信玄公被仰は、弓箭の儀、勝負の事、十分(を)、
六分七分の勝は十分の勝なり、と御定なされ候。
中にも、大合戦は殊更右の通、肝要なり。子細は
八分の勝は、あやうし。九分十分の勝(は)味方、
大負(まけ)の下作(したつくり)也との儀也>
 (甲陽軍艦) 


11.「春日部共栄野球部ファンの独り言」

・今月はお休みです。

                     以 上
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