特待生と野球留学

「特待生」、「野球留学」、「アマチュアリズム」に焦点を絞って展開します。

新庄東

2007年04月30日 | 高校別

28日に山形県高野連が春季大会出場辞退を発表しています。去年の夏は1回戦敗退、05年夏は2回戦敗退です。ちなみに、新庄北と新庄南は県立校です。

野球部員32人のうち24人が制度の適用を受けているそうですが、次のような記事があります。

高校野球:春季東北地区県大会 特待制度部員が在部、新庄東も辞退へ /山形
(毎日新聞山形版 2007年4月29日)
岩井利夫教頭によると、同校は能力の高い運動部員を対象に、授業料を免除する特待制度を設置。年間20人程度の枠があり、各部の監督らが中学生をスカウトしていたという。野球部員については32人中24人が同制度を受けていた。同校は野球部のケースが憲章違反に該当すると判断し、27日に県高野連に報告。28日に部員の保護者を学校に集めて事情説明した。

もし、野球部の監督が直接中学生をスカウトしているのだとすれば、「いかなる場合でも高校側の指導者や関係者が中学生を勧誘してはいけない」と定めた平成17年11月25日付の「中学生の勧誘行為の自粛について」という通達に違反することになって、さらに問題が拡大しそうです。この記事を書いた記者は、こんな通達の存在を知らないかもしれません。

新庄東のように学生野球憲章に抵触すると自ら判断する高校より、県あるいは高野連本体に問い合わせるケースのほうが多いでしょう。県高野連の判断と高野連本体の判断が必ずしも一致するとは限りません。なかには、県と本体の判断が食い違うケースもあるはずです。本体に一斉に問い合わせれば、とても5月2日までに処理できないのではないか、と思わなくもありません。



2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
参照不能なら (篠原@管理人)
2007-05-21 12:28:58
昔は高野連様のサイトに掲載されていたのですが、今は出ていませんね。Webで参照できないようでしたら、保存してあるものを24時間以内にUPします。
返信する
通達 (植田)
2007-05-21 10:55:42
こんにちは。鋭い指摘の連続にいつも感心しています。
ところで、05年の通達の内容を篠原さんはご存知のようですが、Webで検索しても詳しい内容がわかりません。特待生を規制したものではないとの掲示板での書き込みもあるのですが、実際のところはどうなのでしょうか? もし、通達をお持ちなのでしたら、お手数ですが、全文掲載していただけないでしょう?
返信する