特待生と野球留学

「特待生」、「野球留学」、「アマチュアリズム」に焦点を絞って展開します。

行き過ぎ

2007年06月15日 | 脇村語録

私学部会の県(地区)レベルの会合が各地で開かれています。福島は過激です。

憲章見直し求める/高校野球特待生問題(2007年6月12日 福島民友新聞)
(リンク先はいずれもGoogleのキャッシュ)
森座長は部会後、「日本高野連は『野球憲章を順守した上で、各校で対応を考えてほしい』と伝えてきたが、部会の結果は、野球憲章そのものを否定する内容になった」と話し、日本高野連との対立を強調した。

高野連様のお膝元・大阪も強硬姿勢のようです。

「特待生制度は維持を」で一致…関東地区私学検討部会
(2007年6月11日19時52分  読売新聞)
大阪府私学検討部会(部会長、坪光正躬・大阪明星学園長)もこの日、大阪市内で行われ、日本学生野球憲章などの見直しを求める意見が相次ぎ、14日の近畿地区私学部会に報告することを決めた。

都道府県レベルでは憲章見直しの発言も出るでしょうが、地区レベルで集約されたときに「憲章見直し」が残るかどうかは微妙なところでしょう。まあ、東北は残りそうな気配ですが…。

脇村氏は05/24の第1回私学検討部会後の記者会見で「憲章見直しを求める声はなかった」旨の発言していましたが、次回もそう言えるとは限りません。

■全私学新聞>特待生問題私学検討部会開く
脇村会長と田名部参事の二人が記者会見に臨み、脇村会長は「私学の経営のことも頭にあるが、具体的基準作りに向かって三項目を含め検討していただく」としながらも、私学関係者から憲章を見直すべきだとの意見は検討部会で出なかったこと、仮に各地区の私学関係者から憲章の見直しが提案されても見直す考えのないことを強調した。
 またこの会見の中では〝野球留学〟については、金銭が関与する特待生制度と結びついていない限り問題にはしないこと、高校野球として行き過ぎた行為を列挙して書き上げてほしいとも語り

この記事によれば、「行き過ぎた行為を列挙してほしい」と語ったのは脇村氏のようです。いったい誰に対して「書き上げてほしい」と語ったのでしょうか?

「行き過ぎ」の具体的な中身は私も一番知りたいところです。もともと田名部氏や脇村氏の中では、そこから話が始まっているはずなのです。こういう「行き過ぎ」があるから今回の措置をとったのだと言えば、脇村氏はこんなに悪役にならずに済んだはずです。

もしかすると、把握しないまま暴走したのでしょうか? そんなはずはありません。「行き過ぎ」については、噂では足りず、ある程度の裏付けが必要になります。ガセネタを掴まされ(てい)ることもあり得るわけです。

まずは高野連様が把握している「行き過ぎた実態」を開示すべきだと私は考えますが、「列挙してほしい」とおっしゃっているぐらいですから、ご本人もあまりご存知ではないのかもしれません。