福島・矢祭町、「合併しません」条例に 職員不補充明記 asahi.com(2005年12月20日07時02分)
「市町村合併しない宣言」で知られる福島県矢祭町は19日、将来も合併しないことを明記した自治基本条例案をまとめた。人件費削減のため役場の定年退職者の不補充も盛り込んでおり、全国でも例のない内容。根本良一町長は「自立のためには財政健全化が不可欠。町が進めていることを後戻りさせないための条例化」と説明する。20日から始まる町議会に提案され可決される見通しだ。
条例案は、町政の基本理念をうたい「町の最上位の条例」と位置づける。前文には「法令をもって命令されない限り合併をせず、自主独立の道を歩む」と記した。
第1条で「人口減少に歯止めをかけ」と、町を挙げて少子化対策に取り組む目標を掲げた。第6条では「来たるべき団塊の世代の定年退職にも不補充で臨み」と、役場職員の新規採用に「縛り」をかけた。
矢祭町は、経費節減のため、03年度から職員の新規採用を停止した。職員数は現在77人だが、団塊の世代の退職が終わる8年後には40人台まで減ると見込み、役場OBらが運営する「第2役場」に業務委託をする準備を進めている。今年度から第3子以降の出産に祝い金を100万円支給しており、今後拡充する方針だ。町は約7000人の人口を10年度に7500人にすることを目標にしている。
総務省合併推進課は「合併しないという条例は聞いたことがない。こちらは、合併が必要という立場。こうした条例は想定しづらい」としている。
こうした条例は想定しづらいというよりは、普通の自治体は考えもしないのではないでしょうか。
今後の動向に注目をするとともに、根本良一町長に期待したいと思います。
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