今のこの国を見てて思う。
宗教の輸出と言って良いものか?
日本のうやうやしい文化が世界に流出している。
漫画やコスプレ日本食。
日本における独特な文化が垂れ流されている。
文化とは、なんぞや?
宗教に似た意味合いを感じる。
日本が開国を迫られた頃、カトリック教がどんどん日本に流入をしてきた。
宗教が世間の中に入り込んできた。
日常の文化の底辺の部分にぬるぬると入ってきたのである。
日ごろの生活の中に「教会で祈る」と言う行為が浸透したのである。
それは現代においても、自然の中に溶け込んでしまっている。
日本の文化の自然とともに息づいている。
最近の日本文化の流出においても同じことが言える。
いろんな国に流出していっている。
さすがにグローバルな時代だから、日本文化一色になる事は無いだろう。
しかし、心地良い文化であるならば、生活の中に溶け込むことも充分あり得る。
日本文化と言うのは、平和な上に少し華やかさも含まれた日本の四季折々の季節を思わせるような淡い文化である。
人の心の中にじわじわと広がりそうな気がする。
そうなると無意識のうちに「平和とは何か」が浸透していく。
しかしながらそういう弱さを持った文化は非常に長く時間を要する。
おそらく百年か二百年か あるいは数百年かかるのではないかと思われる。
日本の文化は二千年の歳月を持つと言われている。
実は、もっと長くまれた文化ではなかろうか。
その中には、日本の風土による四季折々の季節がなせる「弱さ」が潜んでいる。
それがどのレベルまで染みていくか。
鋭利な刃の様な凶暴さを持った時代に突入するのが今の時代だ。
その凶暴な環境の中で大自然からの賜りモノはどういう未来につながっていくか。
そこには大きな不安と少しの期待を思わせる。