バイヨンヌ//ボルドーからサン・セバスチャン(スペイン)への旅 3

ボルドーから列車で2時間の町、バイヨンヌはアドゥー川と支流のニーヴ川の合流点に築かれた古いバスクの街です。フレンチ・バスクでは最大の街ですが、人口は5万人弱。1日あれば見て回れる規模です。小ぶりの街ですが、この街並みは特別の雰囲気を持っています。バスク特有の色とりどりの木組みの建築がユニークでかわいらしい。
　
お天気は小雨模様で、写真も出来が悪く残念ですが、おっとりしたこの街にはそんな風情が似合っています。



料理の見た目は洗練されていないけれど、味はとても美味しい。街のレストランのル・システラで郷土料理を楽しみました。「地球の歩き方」のお薦めのレストランなのですが、「歩き方」のお薦めはほとんど外れ無しです。左端の写真はバイヨンヌで有名なケーキ屋さんの「リオネル」。沢山の種類のケーキが並んでいて、好きなケーキを二階のサロン・ド・テで食べることが出来ます。ココアやチョコレートはこの町の特産品。それに加え特産の生ハムもぜひ食べてください！



(写真左）ホテル・イビス・スタイルズ・バイヨンヌ。ホテルを選ぶとき、ほとんどの場合、予算を考えて２つ星のホテルを選ぶのですが、ここでは３星のこのホテルを選びました。地方の都市だとホテルの値段が比較的安くて、おかげで気持ちのいいお風呂にも入れます。でも基本は２星。安全に眠ることが出来ればいい、と言う基準で選びます。（つい最近、一回りほど年下の友人に、「よくそんな安宿に泊まるね。」と言われたのですが、めげません！いつも心はバックパッカーです。）フランスで旅人が有難い、旅しやすいと思うことは他にも色々ありますが、その一つはホテルの予約のキャンセルに関してのこと。この時も２泊の予約を入れていたのですが、到着時に予定が変わったので一泊にしますと言えば、何のキャンセルチャージも無しにOKがでます。すべてのホテルでそうではないようですが、普通はこのシステムです。その他にも有難いと思うこと。この時私たちは大きな荷物をボルドーの最初に泊まっていたホテルで預かってもらっています。もちろん無料です。バイヨンヌからスペインのサンセバスチャンを巡った後、ボルドーへ戻って、最初のホテルでもう２泊する予定なのです。重い荷物を持って歩かなくていいので、本当にありがたいです。
この日、バイヨンヌでは小雨でしたが、川の上流でかなりの雨が降ったようで、ホテルの２階の私たちの部屋からは川が真近で、刻々と増水して行く様子が見え、道路は冠水寸前！不安な一夜となりました。