フランス大好き!

美しい、美味しい、旅しやすい国フランス。海外からの観光客が世界で一番多い国です。その魅力をさぐってみます。

カシCassis//南仏プロヴァンスへの旅 3

2016-09-12 13:26:59 | 
旅の2日目の土曜の朝、目覚めると突然夏がやってきた気配!蒼い空!朝早くから太陽がキラキラと輝いている。海に行くのには最高の日。そう思ったのは地元の若者達も同じなようだ。カシ行きのローカルバスは若い子たちで満ぱい。エクサンプロヴァンスのバスターミナルからだけではなく、途中のバス停でも積み残しが出るほど、若者!若者!若者!皆、カシの港をめざす。 


カシのバスの停留所に降り立つと、どこにも海は見えない。人々が歩いていく方向について、くねくねした道を下っていくとカシの港へ到着です。港には沢山のボートやヨットが繋留されています。青い空!美しい港!広い海!プロヴァンスの山の多い地域を行くのも素敵なのですが、こんなに広がる青い海を前にすると心から解放された気分になります。まずは港から出ているクルーズ船に乗ってカランク(入り江)巡りです。


(写真左)青空の下、カランク巡りに出発です。(写真右)湾を出るとき左手にそそり立つカナイユ岬が!ヨーロッパ大陸で一番高い岬だそうです。これよりも高い岬がポルトガルのマディラ島のジラオン岬(580m)ですがヨーロッパ大陸にではなく島に在ります。


「プロヴァンスに住む人が最も好きな漁港としてあげることの多いのがカシ」とガイドブックにあります。カランク・クルーズで乗り合わせたセレブな御夫婦は、「パリとカシの両方に家があり、週末にはカシで過ごしているんだ。」と話してくれた。大都会のパリでの生活と美しいカシの自然の中での生活!両方楽しんでるなんて羨ましいです。


山のように盛られたムール貝。横にフレンチフライがついて出てくるのがちょっと不思議な気がするのですが・・・。ワインはもちろん’カシ’と名付けられているの地元の白ワイン。カシの町はワイン、それも白ワインの名産地なのです。 美味しいランチでした!!!


カシの町はバルーンの位置です



ルシヨン~セナンク修道院へ//南仏プロヴァンスへの旅 2

2016-09-11 10:50:50 | 
現地ツアー会社ティレーヌ社のリュベロンを回るツアーに参加。乗客は私達4人と、アメリカ人夫婦Mr. & Mrs. Mino 、中国人の女の子とブラジルの女の子の計8人。陽気な運転手兼ガイドのおかげで楽しい旅になりました。 
朝市で訪れたルールマランの次は黄色顔料の原料となるオークルの丘の上に築かれたルシヨンの村。黄色い天然色素が豊富に含まれているこの土地のおかげで一時期は鉱山として活気づいていたのですが、人工色素が広くつかわれるようになると鉱山は閉鎖、その代わり観光地としてにぎわうようになりました。今は赤い土に覆われた町に観光客があふれています。


(写真左)オ―クールの丘の上に建つルシヨンの村は黄色から、褐色、バラ色などのさまざまな色、特に赤系統の色で建てられています。(写真右)村のお土産屋にはそんなカラフルな色をした土をグラデーションにして可愛いガラス瓶に入れて売られています。


さかのぼれば23億年前に海の底にあった層が長い年月を経てこのルシヨンの地に隆起し、さまざまな色のグラデイションの土を見せてくれているのです。このオ―クル色の土の上を歩いていると、不思議な世界に迷い込んだ気分になります。


(写真左)ゴルドの町は山肌に張り付くように石造りの家々が広がっています。プロヴァンス関連の本の中で何度も見たことのある景観ですが、本物を目の前にして「やっぱり素晴らしい眺め!」と感動します。(写真右)でも村の中に入ってしまうとほかの村とあまり変わらないのですが・・・・・プロヴァンスらしい水があふれる泉が素敵です。


ゴルドから約2㎞北西の谷間に、戒律の厳格な励行をかかげて厳しい宗教生活を送っていることで知られるシトー派のセナンク修道院が在ります。宗教戦争やフランス革命の時代を生き残り、一部火災に遭ったもののロマネスク様式の創建当時の姿が今も残されています。(写真左)6~7月にかけて修道院の前にはラベンダーの花が咲き誇り、観光客も数多く訪れるのですが、6月初旬のこの時はラベンダーの花はまだまだ先のようでした。でも「セナンク修道院 ラベンダー」のキイワードで検索すれば、咲き誇るラベンダー畑の向こうに修道院が建つ美しい姿の写真を見る事が出来ますよ。


エクサン・プロヴァンス//南仏プロヴァンスへの旅1

2016-09-02 10:13:02 | 
大学を卒業して数十年が経ちました。それぞれ旅行をする時間ができたこの時期に、大学時代の仲良し4人組はイギリス人作家のピーターメイルが描いたフランスのプロヴァンス地方にあこがれて、リュベロンの村々を巡ろうと旅立ちました。
関西空港からパリまでは約12時間。パリからマルセイユは約1時間のフライト。マルセイユ到着後、空港前から出ている空港バスでエクサンプロヴァンスへ。約30分でエクサンプロヴァンスのバスターミナルに午後8時半に到着。南フランスの夏の午後8時30分と言えばまだまだ明るい。暗くなるのは10時過ぎ。旅行者にとってはありがたい!

  
(写真左)四人そろって一緒に旅できる日が来たんだね!!(写真右)エコノミークラスの客にもシャンパンがふるまわれる。さすがフランスの航空会社のエール・フランスです。エコノミー・クラスでは基本的にはグラスに一杯だけですが、褒めちぎれば2杯目もゲットできるかも!


(写真左)エクサン・プロヴァンスの町の中心、ミラボー通り。樹齢500年のプラタナスの並木が美しい。ただしカフェでお茶するときは、頭の上からの鳥の糞に注意です。(写真右)エクスのホテルは4つ星のFloridianes。何を基準にして4つ星なのか、ごく普通の簡素なホテル。ただキッチンとベッドルームがついていて、かなりゆったりした部屋。いつもはホテルを安くすることで旅の予算を切り詰めていたので、このゆったりさは凄く贅沢に感じられて嬉しい。


エクサンプロヴァンスの観光局主催のツアーに参加。ルールマランLourmarinのマルシェはこのあたりの村の中でも大きくて活気があります。色とりどりの野菜や花や日用品が並びます。特に季節の野菜や果物は輝いています。私の買ったのはプロヴァンス模様のエコバッグ。5ユーロ。赤い腕時計。5ユーロ。この地方の特産の古代小麦のエポートル750gは7ユーロ。こんな値段なら、なんだって買えそうな気になってくる。道路に沿ってプラタナスの並木が美しく、マルシェもプラタナスの木蔭で強い太陽の日差しを避けている。


(写真左)ソーセージ屋さん。どれも美味しそう。但しここで買って日本に持って帰ろうとしても検疫で引っかかって没収です。買って持って帰れるのは空港に在る免税店の物だけです。残念です。(写真右)さすがプロヴァンスです。さまざまに加工されたオリーブの実が売られています。


(写真左)ねぎを微塵切りするのにフランスではこんなに沢山の「刃」の在る特殊なハサミを使うんだ。「すごいアイディア」と言うべきか,「包丁で切った方が早いわ」と言うべきか?(写真右)地中海で採れた魚かな?魚はやっぱり日本が一番新鮮ですよね。