今回のローヌの旅の最大の目的はジゴンダスに在るワインメーカの「サンコム」のワインセラー訪問。サンコムの当主、ルイ・バリュオール氏とは大阪で行われたワインの展示会場で出合いました。それ以来、私はサンコムのワインの大ファン。その後に再び会った時、「ジゴンダスに来ればセラーとブドウ畑を案内するよ」との言葉。私はあつかましくも押しかけたのでした。出版された漫画「神の雫」(作・亜樹 直、画・オキモトシュウ)の中でルイのワインが華々しく登場して以来、サンコムのワインは日本でかなりの売れっ子らしい。それでも気さくで誠実で暖かい人柄は以前と少しも変わっていない。ルイの奥様と3人の子ども達ともお会いでき、本当に良い旅になりました。美しい景色に、温かい人の心が加わり、その上美味しい料理が在れば旅は最高!
(写真左)霞んでみえるヴァントゥー山。「プロバンスの巨人」と呼ばれ、北にはアルプスを南には地中海を望む山。「風の強い山(Mont Ventoux)」の名の通り、冬にはミストラルが強く吹く。自転車レースのツール・ド・フランスでも最高難度の山岳ステージとして知られています。(写真右)ドンテル山。ジゴンダス近くに在る比較的低い山。ハイキングに人気の山で、ジゴンダスの村が入り口になっています。
どちらの山も頂上は雪が積もっているかのように白く見えますが、雪ではありません。石灰岩が多いこの土地ならではの風景です。この石灰の多い土地が良いブドウを育て良いワインを作るのです。
(写真左)ジゴンダスの村。(中)プロバンスは雨の少ない乾いた土地柄です。村のあちこちに地下から水を汲み上げるこのような昔からの古い泉が見かけられます。ローヌ河沿いの村とは違った景色です。(右)領地内に在る12世紀頃のチャペル。バリオール家の先祖は16世紀ごろ、この地でワイン造りを始めたそうです。ルイは14代目の当主です。
(写真左)バリオール家の自宅のすぐ横のブドウ畑で。小規模の畑がコンドリュー辺りから南の方までローヌ河沿いにあちらこちに在って、土壌に合う品種のブドウの木を植えているそうです。(写真右)ワインの熟成のための蔵も自宅のすぐ横に在って、試飲させてもらいました。ワインが作られている蔵で、作り手から直接注いでもらうワインを飲むなんて、本当に贅沢です!
(写真左)シャトー・サンコムの石の看板。歴史が感じられます。(右)サンコムの代表的ワインの’ジゴンダス’。左は1999年で古いデザインのラベル。右は今も使われているラベルの2003年のジゴンダス。
東京から来られたインポーターの鈴木さん御一行様も合流して、村一番のレストランOustaletで夕食。大きなプラタナスの樹が腕を広げた木陰のテーブルで、夕日が少しずつ回りの景色の色を変えながら山の向こうに沈んで行き、最後に紺色の空になるまでプロバンスの美しい夕暮れの一刻一刻を楽しみました。暗くなったらちょうど満月です!住人が500人ほどの小さな田舎のレストランで、こんなに美味しくて美しくて独創的な料理が在るのだと驚き、そして自然の美しさに酔いました。飲んだワインは、ルイの仕事仲間のアルノーさんが持ち込んだブルゴーニュのセラーから直行のラベルなしのムルソーと'シャトーヌフドパプ'Nhertの白ワイン、赤はサンコムの’ジゴンダス'1999年と2003年。他は覚えていない~ でも間違いなく人生で一番美しくて美味しくて豪華な夕食でした。
(写真左)ワイン作りもチェロもどちらも芸術!!Great artist, Louis!(写真右)漫画「神の雫」の中でサンコムのワインが絶賛されています。
(写真左)霞んでみえるヴァントゥー山。「プロバンスの巨人」と呼ばれ、北にはアルプスを南には地中海を望む山。「風の強い山(Mont Ventoux)」の名の通り、冬にはミストラルが強く吹く。自転車レースのツール・ド・フランスでも最高難度の山岳ステージとして知られています。(写真右)ドンテル山。ジゴンダス近くに在る比較的低い山。ハイキングに人気の山で、ジゴンダスの村が入り口になっています。
どちらの山も頂上は雪が積もっているかのように白く見えますが、雪ではありません。石灰岩が多いこの土地ならではの風景です。この石灰の多い土地が良いブドウを育て良いワインを作るのです。
(写真左)ジゴンダスの村。(中)プロバンスは雨の少ない乾いた土地柄です。村のあちこちに地下から水を汲み上げるこのような昔からの古い泉が見かけられます。ローヌ河沿いの村とは違った景色です。(右)領地内に在る12世紀頃のチャペル。バリオール家の先祖は16世紀ごろ、この地でワイン造りを始めたそうです。ルイは14代目の当主です。
(写真左)バリオール家の自宅のすぐ横のブドウ畑で。小規模の畑がコンドリュー辺りから南の方までローヌ河沿いにあちらこちに在って、土壌に合う品種のブドウの木を植えているそうです。(写真右)ワインの熟成のための蔵も自宅のすぐ横に在って、試飲させてもらいました。ワインが作られている蔵で、作り手から直接注いでもらうワインを飲むなんて、本当に贅沢です!
(写真左)シャトー・サンコムの石の看板。歴史が感じられます。(右)サンコムの代表的ワインの’ジゴンダス’。左は1999年で古いデザインのラベル。右は今も使われているラベルの2003年のジゴンダス。
東京から来られたインポーターの鈴木さん御一行様も合流して、村一番のレストランOustaletで夕食。大きなプラタナスの樹が腕を広げた木陰のテーブルで、夕日が少しずつ回りの景色の色を変えながら山の向こうに沈んで行き、最後に紺色の空になるまでプロバンスの美しい夕暮れの一刻一刻を楽しみました。暗くなったらちょうど満月です!住人が500人ほどの小さな田舎のレストランで、こんなに美味しくて美しくて独創的な料理が在るのだと驚き、そして自然の美しさに酔いました。飲んだワインは、ルイの仕事仲間のアルノーさんが持ち込んだブルゴーニュのセラーから直行のラベルなしのムルソーと'シャトーヌフドパプ'Nhertの白ワイン、赤はサンコムの’ジゴンダス'1999年と2003年。他は覚えていない~ でも間違いなく人生で一番美しくて美味しくて豪華な夕食でした。
(写真左)ワイン作りもチェロもどちらも芸術!!Great artist, Louis!(写真右)漫画「神の雫」の中でサンコムのワインが絶賛されています。