サムライ左近法務事務所の事件帳

本業の法律事件の他、考古学、歴史学、戦国山城等を、その実証から紹介します。

道元の教え「四無量心」

2008-04-07 20:54:21 | Weblog
慈悲喜捨。
--------------------------------------------------------------------------------
慈は
人を幸せにしたい心。

悲は
人の悲しみを
共に悲しむ心。

喜は
人の喜びを
共に喜ぶ心。

捨は
人に施した恩
人から受けた害
一切の報い
とらわれを捨て去る心。

自分にはなれない。

サムライを辞める

2008-04-07 19:39:54 | Weblog
士業の廃業。
社会的には
片隅的な出来事です。
--------------------------------------------------------------------------------
合格率
数%の国家資格。この難関を乗り越えて
開業しても、2年、3年の間に
仲間が次々と廃業していきます。
世の中の為になる仕事で
あっても、そこには何一つ
として保証はない。
信長流に言えば「切り取り次第」
の下剋上。
騙し騙され、欺き欺かれ、
まさに満身創痍の熾烈な現実が
展開されます。
これを良かれと思うか。
または悪しきと思うか。
人様々ですが
過当競争、需要と供給のアンバランスが
更に拍車をかけます。

最近、心の荒廃を自覚します。

士業。
試験に受かった後、開業してからの
勉強量は半端ではありません。
多分、受験以上の学習が要求されます。
それも裾野が広い上、内容が深い。
記憶力低下気味の中年オヤジには
針のむしろとも言えますが
泣き言は申しません。

古女房曰く
「泣き事など云わせない」。
何故なら、それは男としての
「あんた」が決めたこと。
土壇場になれば、本当は
女性のほうが腹が据わっていると
思いがけない感心をしたりしています。


儲けのみを優先して考えれば
開業は間違った選択だったかも
知れません。

しかし
腐っても鯛。
人様のお役に立って
何とか、家族が食べていかれれば
「至福」。

私見ながら
介護・医療・法律・教育の現場
に競争原理の導入は
すべきでないと考えます。
何故なら
こうした仕事は
はじめから、競争社会の
要素を持っていないからです。

見識ある諸兄の
ご意見、お聞かせ願えれば
幸甚です。