座間洋らんセンター専務の小部屋

座間洋らんセンターの専務が洋らんやお花たちに囲まれて巻き起こる出来事を徒然なるままに書き綴ります。

生産農家冥利と冬支度

2015-10-19 21:09:29 | 日記



久しぶりの更新、大変お待たせしました。m(_ _)m

実は10月、蘭の業界はとても忙しい時期なんです。


1、寒さが本格化するのに備え、冬支度
2、10月1日の半期スタートに伴う人事異動や開店

そして、今年は内閣改造と日本人二人がノーベル賞受賞!とお祝いラッシュ。

霞ヶ関界隈と東大、北里大には座間洋らんセンターの胡蝶蘭が沢山並んでいるかと思います。


業界的には8、9月の天候不順で他産地は生育不順。少し前に専務がブログで警告していた通りになってしまいました。

座間洋らんセンターは長年の経験と、経費をケチらないで、というよりいつも以上に経費をかけてじっくり栽培したので、自信満々の品質管理が出来ました。


そんなこんなで、超有名な花屋さん達から沢山のご指名を頂いて、気忙しい10月となりました。

日本のそして世界のトップの方々へのお祝いですから、花屋さん達も数ある生産農家の中から特別な胡蝶蘭を選びます。

そんな中で、沢山のご注文を頂けたのは、生産者冥利に尽きるありがたい事で、当センターの大きな勲章です。


いつもの事ながら、花作りは自然相手の仕事。

お天気次第で大きく影響が出てくる農業の難しさを、10月の業界状況と夏場の経費の請求書の例年以上の額を見て、改めて感じました。

本当に花作りは難しく、大変で、でもとっても人に喜んでもらえる仕事です。


写真は、温室内のカーテンの張り替えの作業です。

施設園芸では保温用のビニールシートを定期的に張り替えなければいけません。

こういった作業を怠ると、先ほどの話 花に影響が出てきます。

ただ業者さんに頼むと数百万円かかってしまう、大変な作業。簡単ではありません。

座間洋らんセンターの会長がとても器用なお陰で、出来る範囲で自社工事で行い、数分の一コストで張り替え出来ます。(それでも大変なコストですが)

会長の工事に関する才能は、やっぱり凄い。とても真似出来ない領域に達しており、座間洋らんセンターの全てを支えています。