源氏物語ブーム再び

私の中で。

「源氏物語」は女の子の読み物だよなあ、と
図書館で借りてきた「窯変　源氏物語」（橋本治）を読んでいて改めて思いました。

源氏物語好きなんです。
高校時代に「あさきゆめみし」でハマって、そのまま田辺聖子著「新源氏物語」を買って更にハマり、大学時代にはさらに授業で原文を読んでハマり。
源氏物語に関しては多くの本が出てるので、それぞれの解釈で色々と読むのがいいとは思ってるんですが、田辺版源氏の上品で色っぽい雰囲気がかなりお気に入りだったので他のものには手を出してませんでした。
しかし先日友人に
「源氏物語読もうと思ってるんだけどどれがいいかな？」
と尋ねられて、源氏語り出したら止まらないくせにお勧めできる本が一冊だけなのはどうかと思って、取りあえずとっつきやすそうな橋本版を借りてみたのです。

しかし面白いよなあ～
きっと当時の宮中は紫式部に続きを書けと迫る女房とかたくさんだっただろうなあ。

源氏物語って、高校の授業とかでやる内容なのか疑問ですけどね。
高校では「若紫」をやったけれど、この「若紫」の話ってば

好きな女（義理の母親）への想いを引きずりつつ見かけた幼女が
その好きな女（義理の母親）にそっくり！
連れ帰って自分好みの女に育てちゃおう～っと。
と拉致しちゃう話。

でしょう？大まかに言えば。
そして私は古文のあの独特の文体に妙なエロスを感じる変態なので（ぶっちゃけた！）授業の間も「なんかこれエロいよね。エロエロ」などと友人たちに同意を求めては首を捻られる日々だったわけです。
まあ大学だと同類がたくさんいたので同意を簡単に得られたんですけどね。

登場人物が多くて、それぞれちゃんと性格分けがされているところがいいんです。
当時はよくわからなかった六条御息所の気持ちも今ならわかる。
紫の上の嫉妬と驕りと寂しさもわかる。
源氏のあの傲慢さに絆されつつ流されていく気持ちもわかる。
ああせつねえ！

そんな私は源氏物語占いだと「玉鬘」です。
おぉ頭の良い人だ。ちょっと嬉しいじゃねえか…

あああ語りだすと長くなる。これだからオタクは困ります。


ところで最近の若い子は光ＧＥＮＪＩを知らないそうですが本当ですか？