暇つぶしひつまぶし

四方八方に興味が伸びる一貫性の無いだらだら日記。
ブームは日々移り変わります。

巷説シリーズ読了

2006年06月13日 | 本のこと。
やっと巷説シリーズ既刊3冊読破。
読み物として一番面白かったのは「続巷説百物語」かな。
「後」はちょっと哀しすぎるなあ。又市出番少ないし。
若者4人の会話がちょっと読むの苦痛だったし。
あの部分は殆ど流し読みしてた。
そういえば直木賞は「後・・・」だったんだっけ。
これだけ読んでもそれなりに面白いかもしれないけど、百介先生の又市たち一味に寄せる思いの深さはこの一冊じゃ伝わらないから切なさも半減ですね。
前2冊の前提があるから、あのラストがなんとも素晴らしいのですね。

姿は見せないけどずっと見守ってたってどこの少女漫画よー!
泣いちゃうよ!

ところでこの巷説も繋がってますね他の京極作品に。
由良って誰だっけ由良由良・・・
と妖怪シリーズ軽く読み返してしまったよ。
他にもなんだか色々糸が張り巡らされてる気がするのでその内全部読み返そう。
「前巷説百物語」の単行本化はいつになるだろう。

それにしても京極作品は伏線の貼り方が凄いので、全てつなげた上で読んでる人がいるなら本当に尊敬します。
全くマニア向けだな。
巷説シリーズは割ととっつきやすい部類に入ると思うのでお勧めです。


さて怪版と堤幸彦版の実写版巷説探してくるか・・・
そういえば友人と一緒に見る約束してたっけ。
実写もいいけど、噂の水木しげる風漫画版が読みたいな。


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