父ちゃんは感動しました！

　昨日の夕飯で、カキフライが出ました。
　「あれ？　母ちゃんはカキフライ苦手な筈では？」
　もしかして、他のフライと間違えて買ったのでは？
　と思っていたところ、
　「父ちゃんにガッツリ食べてもらおうと思って、買ってきたの。」
　とのこと。

　父ちゃんは一瞬耳を疑いました。
　訊くと、このところ、父ちゃんがなかなか食べる暇がなく、痩せていくのを心配して買ったとのことでした。

　父ちゃんは感動しました！
　まさか、母ちゃんが父ちゃんのことを気にかけてくれてるとは考えもしなかったのです。

　母ちゃんは２４時間、ももちゃんに掛かりっきりです。
　それは仕方ないというより、当たり前のことだと考えていました。
　だって、ももちゃんは母ちゃんがいないと生きていけないような、まだまだか弱い命です。
　だから、母ちゃんの意識はほとんど全部ももちゃんに向けられていると思っていたのです。
　それが、父ちゃんのための惣菜を買ってきてくれるとは・・・

　父ちゃんは感激しました！
　父ちゃんは忘れられていなかったのです！！

　母ちゃんありがとう！
　間違えてカキフライ買ってきたんだ、ぷぷぷ・・・なんて思ってごめんなさい。

　父ちゃんは、これからも母ちゃんとももちゃんのために全力を尽くします！

　と宣言した父ちゃんは、今日は研修で半日不在でした。
　ごめんね・・・

　その父ちゃん不在の間に、母ちゃんはももちゃんとの水遊びに挑戦したそうです。
　結果は惨敗・・・

　ももちゃんをお風呂に入れられるのは父ちゃんだけです。
　母ちゃんとお風呂に入ったももちゃんは、いつもと違う様子に超泣きになったとのこと。

　ふふふ、お風呂はまだまだ父ちゃんとももちゃんだけの聖域のようですね。

　夜のお風呂では、ももちゃんはいつものように、ニコニコしながら入浴してくれました。
　やれやれ・・・

　ももちゃん、成長しているところと、変わらないところ、色々あって不思議だね。
　でも、お風呂の母ちゃんも、それ以外の母ちゃんも、どちらも同じ母ちゃんなのだよ。
　なんでそんなに怖がるのだろう？