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紫式部と向田邦子の世界

2024-08-04 21:37:48 | 日記

今日も朝から30度。これが9月まで続くとは!?とメールやら電話が入ります。本当にどうなっているの?身体がもつかしら?と思います。今年が特別とは思えませんね。冷房が効いていないところの蒸し暑さというのか、耐えられないですね。

朝、親友のYちゃんから彼女の作った野菜がたくさん届きました。野菜が高いので大変だろうと思う気持ちからでしょう。ありがたく頂戴しました。食べてみると、野菜の味がこちらの道の駅で買う野菜よりもさらに濃いのです。スーパーの野菜に慣れていたら、野菜臭い!となるかもしれません。彼女の野菜への愛情でしょう。

今日も午後は読書でした。田辺聖子さんの訳の新源氏物語の宇治の巻なので、あまりもののあはれなる訳はないのですが、それでも、京から離れた(当時の距離感)宇治の田舎で暮らす姫たちの不安は、通い婚の不安定さなのでしょうか。いくらこころはそなたのことしか想っておらぬと言われても、京の北の方さまにくらべたら、いつ見捨てられるかわからない身なのでしょうね。「真実」はそこにしかないのでしょうが・・・。

儚きもの。枕草子のなかでは「ただ過ぎに過ぐるもの。帆かけたる船。人の齢。春、夏、秋、冬」としかないようです。清少納言は明るい世界を描きたかったのでしょうか。紫式部の物語では、夫が急死であったからかもしれませんが、残酷なまでに人が天に召されていきます。はたと思い出すのが、向田邦子の物語です。彼女も残酷なまでに人の急な死を描いています。やはり、愛するひとが、急死をしています。

二人は物語を書くことで、いやされたのでしょうか。これをプラスのエネルギーを解していいのでしょうか。おそらくとの当事者でなくてはわからない深い深い想いがあったのでしょうね。幸せであっただけに、つらいつらい想いも湧いてくるのではないでしょうか。


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