gooブログはじめました!

あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

これで終わりではない

2017-03-31 20:33:42 | 日記
 街へ出ると、桜の木の枝先に、凍えそうなつぼみがあリました。肩の痛みがひどく治療に出かけました。年度末の金曜日、雨で道路は混んでいます。

 1週間前くらいは街に、はかま姿の女子大生?が見られました。「卒業式」は放送大学の卒業式以来無縁になりました。TVで卒業式のエピソードが流れていました。男子生徒の学生服の第二ボタンをもらうとか懐かしい話に、進路が違うということは「お別れ」なのだと改めて思いました。今のようにスマホなどない時代は、「連絡」が出来なくなるということは、やがて「お別れ」がくるということでしたね。あれから何度「お別れ」をしたのでしょうか。

 大学時代、つまらない理由でバイトをやめさせられるとき、バイトをやめるのはよかったが、一緒にバイトをしていた彼と別れるのはいやでした。そんな想いを伝えたら、「これで終わりじゃない、また逢えるから」という答えが返ってきました。この言葉を私は50歳近くまで持ち歩きました。

 年をとると、人と別れることを避けるようになりました。「別れないでいい関係」にしました。背中の皮一枚剥がれるような想いはもうしたくありません。それが「愛しき人」なのかもしれません。もし仮に、その人がいなくなっても、生きていけるように(泣くことはあっても)、そう、直虎さんのように自分の中に、その人を埋め込んだのです。それが背骨であれ、腕であれ、私はその人を生きようと。キリスト教でいえば、「永遠のいのち」なのかもしれません。

 「これで終わりではない」のです。

  

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の香りがした!

2017-03-30 15:12:33 | 日記
 2日ぶりに部屋の外に出ました。なんともごみ捨てなのですが。朝の風が春の香りがしました。月曜日(3/27)に圧迫骨折予防の骨粗しょう症対策の点滴をしました。交通事故から2年半以上経ち、状態も安定したので今まで毎日飲んでいた薬を1年に1回でいい点滴に変えました。医師や看護師のからの十分な説明を受けなかったため、その夜からひどい副作用がでました。吐き気、発熱、そして骨痛。この骨痛がひどく背中にコンクリが入ったようで動けなくなりました。

 2日間の食事もあまり食べられず、動くと体が痛いという状況は、私に老後の生活を実感させました。(今も老後ですが)一人暮らしで動けなくなるとはこういうことなのかと。今回は副作用なので3日もすれば消える症状と思えるのでいいのですが、これが何ヶ月も続くとしたら・・・。幸い、いまは教会のお友達がいるので助けてもらえますが、介護保険までいかない状況で病気になったとき、どう過ごしていくのか・・・。そしてペットボトルのふたも回せない弱った身体は何年か後の自分の状態と思うと、一人暮らしの大変さを感じました。

 でも、こんなことをr体験できたのはなにかを学びなさい ということと思えました。気がついたのは、圧迫骨折以来、重くて持てないと保存するのをやめた災害時の食料でした。やはり、柔らかいパン、おかゆ、スープなどお湯だけあれば食べられるものがあればいいのだと思いましたし、お水も2Lだけでなく小さいボトルも必要だと。そんな中でも、心配してくださった人たちがいてくださったことも、つらい状況でとても支えになりました。

 外は春の香り。心も今日は春の香りです。

 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ならぬものはならぬの意味

2017-03-25 18:02:52 | 日記
 久しぶりのあらたまった会合へ出るのでスーツと春のコートを着て出かけました。空色のコートは弟が縫ってくれたもので、仕立てがきれいです。少し寒かったですが、がまん我慢です。たまにきちんとスーツを着るのもうれしいものです。

 なにか不条理のものに巻き込まれます。私のようにまっすぐなものはどうもいけないようです。ものごとを天秤かけて、益のあるほうに動く というようなことはどうも苦手です。益がなくても(金銭的な意味で)、自分が信じるものには誠意を尽くしてお付き合いしたいと思うのです。だから貧乏なのでしょうね。

 春なのにー・・・心が晴れません。正義の味方だけでは生きられないのでしょうか・・・。そんなときは、狭いベランダのガーデニングです。これどうするの?というような桃の花を求めてしまいました。(300円)ほかに実益のあるパセリとスープセロリ。そして春の花苗。いつまで住めるかわかりませんが、そのときはそのときです。最後は、スペインか天草で野垂れ死にです。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一茶

2017-03-23 14:20:45 | 日記
 風は冷たくても、どことなく春らしい。やはり外へ出たくなる。WBCは惜敗したが、真摯なものを感じることができた。"Spring has
come" と教科書で習った記憶がある。確かアメリカの春は野球の開幕で始まる という内容の英文だったと思う。

 久しぶりに本屋さんへ行くことがあった。最近は、題名のわかる本は通販で取っているから、本の多さにびっくりする。特に求めたいものがあったのではないが、少ししっかり本を読んでみたくなった。年のせいか暗い本はだめになった。本をつらい思いや怖い思いをして読みたくないという 年寄りのわがままだろう。つまらない?恋愛ものは読みたくないとなるとなにがいいのか?文庫本は新しい作家の本がが多い。藤沢周平のシリーズでも読もうと思った。「蝉しぐれ」は好きな小説だ。あまりその生涯を知らない「一茶」を読んでみることにした。

 小さきものへの愛情にあふれる俳句を詠んだイメージとは別の一茶の顔があった。その貧しさを背負って生きた江戸の暮らしや遺産横領人としての汚名を負うような生き方。そのゆがんだ面が心に刺さる。「何かになりたい」と思って生きるものが「何にもなれず」無力感を背負っていく日々。私にはわかる気がする。幸い私は心がすさむことはなかったが、ねじれていく心はわかる気がする。心がすさまず、人さまをだますこともなく生きられたのは、子供のころに与えられたたくさんの愛情の気がする。一茶も「義母」でなく実の母の愛情で育っていたら、そうはならずにすんだのだろう。が、2万句といわれる俳句は詠めたのだろうか?人はどこかで愛されている、大事にされているという実感でやすらかな人生を送れるのだろう。

 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の雨に

2017-03-21 20:55:18 | 日記
 濡れていくには冷たい春の雨です。久しぶりに家のこともNPOのことも出来ました。雨降りが故でしょうか。出来ずに困っていたことなどが親切な方たちのお陰で出来たので、なにか幸せがいっぱいです。

 NHKの大河ドラマ「おんな城主 直虎」の視聴率が13.7%だと言うことでした。「今生の別れ」というタイトルでした。脚本は森下佳子さん(あの世界の中心で愛を叫ぶ を書いた人)で、たしかに今までの大河ドラマと違いいい脚本だと思っていました。しっとりと泣けました。一つ一つの言葉が真実なのではないでしょうか。『今生の別れ』もあのような言葉でお互いに別れられたら・・・・。その言葉を頼りに生きることができるのでしょうね。人生で人にそんな言葉を(想いを)残せたら・・・・。

 今日の雨は冷たいけれど、きっと草木に恵みの春を与えるのではないでしょうか。日一日と桜の木がピンクに色づき、花のつぼみが大きくなります。私はゆっくりと何かを待つことができるようになりました。小さい花でもいいと思うのです。花の咲くまでの時間を大切にしたいと思えるようになりました。花は季節を違わずに咲きます。きっと私にも花の咲く季節があるのだと思うのです。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする