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『真田丸』35話「犬伏」 信幸、全ては真田のために。

2016-09-06 14:41:46 | 大河
2016年大河『真田丸』35話「犬伏」のネタバレ感想のようなものまとめ。



犬伏の別れ、ここからはじまる。


※治部の刑部ロスが心配。




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■きり&春


真田は徳川ではなく上杉につくことにしました。


× 「裏切る」
○ 「表返る」


そもそも徳川は豊臣を裏切っている、のでそれを元に戻す。
裏返っていたものを表に返す、という意味合いなんでしょうかね。

徳川の追っ手から、家族たちを避難させなければならない、と。
そこで源次郎から頼まれたのは、大坂にも上田にも詳しいきりちゃん。



観てよこのきりちゃんの生き生きとした表情。
頼りにされて嬉しいんだろうねえ(´ー`)

しかしここに対抗馬するのが春ちゃん。


「おめえ細川さんちがあるだろーがよぉ!!」
「ばっくれっからいいんだよ!」


真田の女子大好きだ(ノ∀`)

それにしてもこのパワフルなきり&春が日々顔を合わすことになる九度山ライフ。
どうなることやらwww




■こう&稲


忘れちゃならないこっちも真田のおなご。
元徳川だけど今は立派な真田のおなご。


「稲は真田伊豆守の妻でございます」
「よくぞ言うた稲。お前は立派な真田の嫁じゃ」


稲様もこうちゃんも素敵。



■シエ


で、相手方の徳川。
ぼちぼち『真田昌幸被害者の会』に本格加入しそうな徳川秀忠なのですが。



やる気だせよwww
そんな秀忠に喝を入れたのが嫁さんの江。


「できます!大丈夫です!できます!」

何年ぶりかの登場だからって、ジワジワ修造する江様(ノ∀`)



■治部&刑部


さて、復活の三成は吉継のところに。



かっけえなあ!!

(´-`).。oO(治部&刑部クラスタは息をしてるかな)

「兵を挙げるからにはかならず勝つという気概がなくてはならぬ」と吉継の言葉に女優泣きの三成。
泣いちゃうよなあ、そうだよなあ……

少し思い返せば治部はなんだか可哀想だったなあと。


33回『動乱』


34回『挙兵』

泣いちゃうよねえ、治部パピヨン。


「治部殿、泣いてる暇はござらん。わしがおぬしを勝たせてみせる」

視力を失っていても、治部が今どんな顔をしているかわかる。
そんな2人の絆があるからこそ、本気で勝つ気持ちで西軍につく。
余命僅かだから親友を助けるために、じゃない。
負けるものか、絶対に勝つ。

三成を演じるヤマコーさんや吉継を演じるラブリン。
中の人はもちろん『関ヶ原で西軍は負ける』と知っているんだけれども、三成と吉継は『関ヶ原で西軍が勝つ』と信じている。
今を演じる役者さんの心意気に、思わず「今年は西軍が勝つんじゃないか」と考えさせられてしまいます。




■悲願成就のとき



「長い間よくぞご辛抱なされましたのう」
「まず家康の首を取る。そして信玄公が治められた甲斐信濃をこの手に取り戻すのよ」
「いよいよ悲観成就のときでございますな」


昌幸と内記。
この2人もまた、今を生きている。
悲願が成就されないことなんて知らない。
九度山での蟄居生活が待ってるなんてことも知るはずがない。

九度山で2人がどう描かれるのか。



■お手紙の長さ




お手紙はこれくらいの長さがいい(小声



■細川屋敷にて




細川屋敷が炎上している、と聞いたきりちゃんは慌てて駆けつけます。
が、そこには恍惚とした表情の玉様。



忠興が伝えた玉に言葉は、人質になるくらいなら自害しろというものでした。



「いやああ超めんどくさい!!細川さんちマジめんどくさい!」と文句を言いながらも、玉を救出しようとするきりちゃんなのですが。



玉は『家臣の者に自分を刺させる』という形で命を絶ちました。
「家のため/信仰のため」の自害、そして殉教。



……しかしまあ玉様。




さすが明智光秀と親子。



■祐筆


人質が命を落としたことを知った治部。
作戦失敗にいつものようにお腹を痛めつつ、佐助を昌幸の使いに出します。



まだ東西どちらにつくか決まっていない大名を引き込むため、刑部は筆で戦うことに。

22回『裁定』のときもそうだったけれど。
武将であると同時に官僚でもある(あった)三成&吉継。
刑部『らしい』戦いかたにグッときます。


「人には任せられぬ。魂を込めて私が書く」

しかし視力が衰えており腕の疼痛もある吉継。
そこで刑部が考えた文面を、祐筆として書状に書いたのは三成。


「しばしお待ちを」
「時がない。急げ」




そして夜が明け。


「じ…治部…この戦い…勝った…」

なんだおまえらかっこよすぎか。
なんだかこの勢いで、今年こそ西軍勝ちそうじゃねえか。




■天下分け目の大戦


徳川方も三成の動きを察知。
秀忠が江戸を出立、大坂では宇喜多が挙兵。



続き家康も江戸を出立。



いよいよはじまる。



■夢物語


と、そのころ。
犬伏で陣を張る真田一家のところに佐助が到着しました。

三成の挙兵で計画が狂ったのは昌幸。
(そもそも上杉討伐をしている徳川勢の隙をつく予定でした)

そこでどうにか策を練り直すべく、信幸・信繁と3人で薬師堂の中にこもります。

「よく聞け、息子たち」
と、昌幸は上田に戻り守りを固める旨を伝えます。

徳川にも豊臣にもつかない。
上田を攻めてきた相手が敵だ、と。




「世は再び乱れる」

徳川家康と豊臣(石田三成)の戦は長く続くだろう。
長く続けば続くほど兵は疲弊し、士気が下がる。
頃合いを見計らって悲願である甲斐と信濃を手に入れる。


これに反論したのが信繁でした。
今や合戦の形は大きく変わった、戦は長く続かないかもしれない。



…この3色字幕も見納めかあ。

長くても幾月。
その末に徳川か豊臣のどちらかが勝つ。
どちらかが次なる覇者となる。
どちらにもつかないということは、どちらも敵になる事。
今よりずっと強大な勢力となるであろう次なる覇者に太刀打ちなどできない。



「その時はその時じゃ」
「そのときは上杉と伊達と手を組んで…」


昌幸はそうは言うものの、どう考えても現実的ではない昌幸の策。
これに檄を飛ばしたのは信繁でした。


「夢物語はもう終わりにしてください、父上!」

戦国の夢を語るのは、もうやめてくれ。
父の夢を止めた信繁が、この後大坂の陣で『日の本一の兵』という最後の夢物語を叶えていく。


けれど昌幸も信繁も信幸も知るはずがないこの先の歴史。
だから昌幸は夢物語を本気で語るし、信繁もそれを本気で止めていく。




■私は決めました


ならばどうしたらいいんだ。
徳川か?豊臣か?どちらにつけばいいんだ、と議論を交わす兄弟。
これを見ていた昌幸が持ち出したのは……


「選べ。黒が徳川、朱が豊臣じゃ」

出たあああ。



2回『決断』でも登場したくじ引き。

このとき『安パイなんてないから、あえて火中に身を投じてみる』と、織田方につくことを決めた昌幸でした。
犬伏の地で信幸は2本の籤を引っこ抜き「こういうことはもうよしましょう」と父に言いました。


「私は決めました」


「私は決めました、父上」


「私は決めた!」


決めた、もう決めた。
真田の命運はこれしかない。

かつての昌幸の姿と重なります。


「源次郎、お前と父上は豊臣につけ。俺は徳川に残る」


信繁にそう告げる信幸。
信繁は兄を見つめて。



敵味方に分かれるのではない。
豊臣が勝ったら信繁は信幸を、徳川が勝ったら信幸は昌幸と信繁を、それぞれ全力で助け合う。

父のため、弟のため、家族のため、それは信幸のため。
すべては真田のため。


 
「これは我ら親子3人がいつの日かまた膝を突き合わせて語り合うための策じゃ!」

 
「たとえ徳川と豊臣に分かれても常に真田は一つでございます!」



7回『奪回』で、「くそ真面目で面白くない」と言われていた信幸。
14回『大坂』で、うるさい!って言われて蚊帳の外に置かれていた信幸。

その信幸に


「よき策じゃ」

短い言葉の中に様々な感情が入り混じっているような昌幸の表情。


 

口をきゅっと結び、溢れ出る感情を堪えている信幸。
それをただ見つめるしかない信繁。



時代に翻弄された親子。
父の背中を超えたその姿に涙腺やられました。






■真田信幸の弟




軍議が終わり。


「もう一度、徳川の大軍を相手に一暴れしてみたかったがな」


「3人で飲める日がまた来ることを祈ろう」



兄の言葉に堪え切れなくなったのは信繁でした。


真田信幸の弟・真田信繁の涙。



信幸の頬もまた涙がつたいます。

『ザ・テレビジョン』の大泉さんのインタビューにこの涙の真相が載ってました。
「兄としてこらえきれなかった」と。





2人が過ごしたこれまでの日々が蘇ります。

1回『船出』

リアクションそっくりでしたね…。

2回『決断』

「一族のためだ」ってお兄ちゃんはずっと貫いてきたんだ…

3回『策略』

自由過ぎて怒られることもあったっけ……

9回『駆引』

「策なんて知らねえよ!」ってグレかけた弟を気に掛けたり……

11回『祝言』

ゲスい話で盛り上がったり……

18回『上洛』

姉との再会を喜び合ったり……

26回『瓜売』

肥前名護屋城で再会を喜び合ったり……



ばば様から言葉を託されたり…

27回『不信』

少し亀裂が入ったり…

28回『受難』

でもお互いきちんとわかっていたり……

29回『異変』

ほっぺたぺチぺチ……



そして、風の分岐。




■父の背中を超える


信幸と信繁がお堂を出てから、ひとりで酒を飲む昌幸。



「夢物語の終わり」に少し寂しそうでもあり。
「最後の大戦」に楽しみにしてそうでもあり。



息子たちが自分を超えていった「大事なその先」を、未来を願うかのように。





■さすが父上


 

親子で過ごす最後の夜。
史記に登場する漢代の武将・韓信と昌幸が似ているという話で盛り上がる3人。


「しかしわしに言わせれば韓信はバカだな」

言いたい放題言いやがってwww

昌幸が最初に提案した、どっちにもつかない案は『天下三分の計』でもあるのか。
もっと言えば、関ヶ原の後に『家康の股をくぐる』っていう伏線も含まれてる?

ねえねえ三谷さん、『項羽と劉邦』どうですか?


その韓信をバカだと言い張る根拠は、結局韓信は後の歴史家にその戦略(背水の陣)の意図を見抜かれているから。
知略の武将らしいっちゃらしいんだけど、なんともメタ発言。


 
別れを決断し、涙を流し。
いろんなことがあったけれど。



「さすがは父上」と笑いあう。

犬伏は『別れ』でもあるけど、かつての父・兄・弟それぞれ『再会』した地でもあったのかな。

別れることになるけれど、どこにいても助け合おう。
再会を願おう。
その日のために、今は笑おう。
それが真田家の力強さ。




■どっちも朱


3人が笑いあうところで『犬伏』は終わります。

ここで突然ですが、あのくじ引きのシーンをコマ送り再生してみましょう。


どっちも朱じゃねえかwww


「こういう事はもうよしましょう」

こういうことってそういうことかい!!




■今日のセコム




上杉の御屋形様が「逃がしたれ」って言ったとき、軽くチベスナしてたセコム直江は見逃せなかった。





■今日の片桐殿




片桐殿の腕まくりにキュンってなったのは秘密だよ!




■次週『勝負』




また何かやらかすらしい。




■おまけ、真田紐







■そして、415年後


今年4月終わりのテレ東『アド街』にて。















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