妄想ジャンキー。202x

あたし好きなもんは好きだし、強引に諦める術も知らない

『真田丸』2話「決断」、御屋形様が託したもの、故・林邦史朗氏が託したもの

2016-01-18 19:13:26 | 大河
2016年大河『真田丸』2話「決断」のネタバレ感想まとめ 



  

信繁の決断、信幸の決断、昌幸の決断。そして勝頼の決断。




現実と史実、物語がつながった瞬間に思わず涙。




関連リンク

『真田丸』1話「船出」、フラグを刺しまくる御屋形様に涙、大河ドラマに涙。

【美空ひばり】ザ・プレミアム ドラマ 『世界はひばりを待っている』 感想まとめ【門脇麦】

【ネタバレ】スターウォーズ EP.7の雑な感想【フォースの覚醒】


『真田丸』『精霊の守り人』『ちかえもん』『映像の世紀』他、大河、Nスペ、BSプレミアムのまとめ。
少々真面目で結構ゲスいテレビっ子の備忘録まとめ<NHK系>(2015.12.13)

朝ドラ「あさが来た」「ゲゲゲの女房総集編」「あまちゃん」こちら。
朝ドラ感想記事のまとめ

『ダメな私に恋してください』『新釣りバカ日誌』など民放ドラマ、映画などなどのまとめ
テレビっ子の備忘録まとめ。<民放系>



■これなら脱落しなさそう。


 

こういうわかりやすい「先週までの真田丸」好きだし、このマップすごくわかりやすいのでありがたいです。
(ナレーションが有働さんだということを忘れさせるからすげえなあと)




■大泉洋、かっこいい


 
「ためらうな!お前のためではない。一族のためだ!そう思え」



大泉洋に鳥肌立ったの初めてだよ……


真田信繁の優しさっていうよりも。

「これから殺す相手の顔を見ると、生理的に殺すことできなくなってしまうのが人間」っていう、人間性の追求なのかなって。

それをあえて決断するのが信幸なのかなとか。
信繁もそうなっていくのかなとか。




■ぶどうの皮


先日、土曜スタジオパークに草笛さんと迫田さんがゲスト回のを観たんですが。
82歳とは思えないその筋トレ。

凛としたシャンとしたお姿と切れ味鋭いトークに、後期高齢者の概念が音を立てて崩れました。
迫田さんのフォロー力もお見事。



草笛さんの話の中に、「ぶどうの皮」のというものがありまして。

農民のふりをするばば様(とり様)、前歯が一部欠けてるようになってるんですが。
ここに貼ってあるのが、ぶどうの皮。





とり様を演じる草笛さんご自身がが「歯に海苔をつけたらどうか」と提案したとのこと。
(歯欠けだったかお歯黒だったか汚しだったかは聴きそこねたのですが、多分どれか)

で、スタッフがその場で調べて「この時代に海苔はない(板海苔は江戸期から)」とわかったそうで。

で、代わりに草笛さんが待ち時間に食べていたぶどうの皮をこっそりつけたと。


この臨機応変な時代考証と、スタッフ・キャストの風通しの良さ。
それだけでもこのドラマ見続けたいなって。


ばば様、お見事でございました!!

(草笛さんが大泉さんの声だけ聞きとりづらいっつー設定が地味にツボ)





■追悼、林邦史朗さん


 

武田四郎勝頼。
父・信玄を超えることだけを夢見て生きた人生であった。享年37。


甲斐武田家はこれをもって滅亡する。


 

勝頼の前に現れたのは父・信玄公の亡霊。
大河定番ながら、亡霊にセリフはなく語るのは眼光だけ。

信玄公を演じているのは殺陣師・俳優の林邦史朗さん。
大河ドラマの殺陣師としてクレジットに出てきていた方です。
(→若駒プロの公式HPはこちら


1965年の『太閤記』から大河ドラマの殺陣師をつとめられました。
50年という長い歳月ののち、2015年10月29日お亡くなりになりました。

そんな林さんのクレジット。



眼光だけの信玄公というのが林さんらしいなと思い、とても印象的でした。




もうひとつ。
愛弟子の中川泰幸さんが「邦史朗」の名を襲名、中川邦史朗として『真田丸』の殺陣を担当してるってのがまたさらに涙目……




「御屋形様、わしに何を託された?」

平さん演じる武田勝頼が自害をして、名門・武田家の時代が終わるシーン。
このあと草刈さん演じる真田昌幸のこのセリフが、とても心に残りました。


ああ、こうやってまた時代が変わっていくんだなと。
現実と史実、物語がつながった瞬間だったのでしょうか。




そうやってジンワリきてたら、公式アカ『大河ドラマスタッフ一同』の追悼ツイートがね、またね……。




50年間という長い時間。
林さん、ありがとうございました。





■本多正信と鷹


  

って浸ってたら徳川家のターン。

重臣・本多正信を演じるのは「あさが来た」の大旦那様でお馴染の近藤正臣さん。

本多正信(最初は鷹匠)。
うーん芸が細かいねえ、いいねいいね。


(→朝ドラの近藤正臣さんはこちら:『あさが来た』12週、その2.ふたりだけのお伊勢参り、時代の終わりとはじまり。




■大河ドラマだ




(かっこよすぎて脈飛んだ)

 

 

この息をのむ盛り上がり…!!

ああああ、これ大河ドラマだ……

大河ドラマだ……

大河ドラマってこれなんだ……


わりとマジで『平清盛』以来の感動をおぼえました。



(→これこれ:2012年大河ドラマ『平清盛』はここが凄かった5つ。




■安パイなんてないから、あえて火中に身を投じてみる


 

さいころじゃなくてくじ引きで行き先が決まる信幸(大泉洋)。

 

ノリノリの信繁と昌幸。

っていうかノリノリの堺さんと草刈さん。


でも結局くじ引きはしないんですね。

 
「あえて火中に身を投じてみるのだ。真田は織田につく!信長に会うてくるぞ!」

 

真田兄弟、真田信幸・信繁っていうよりも。
昌幸・草刈正雄、信幸・大泉洋、信繁・堺雅人ってのが、テトリスみたいにはまってるのかもしれない。


「くじ引かんのかーい!」と思わずつっこんだものの。
北条、上杉、徳川、どれについても安パイはないんですね。


そういう時代がこれから描かれていくのか……
あの濃いぃキャストで……

 

 

濃い!
濃い!!

このあと後半に待ってるのが豊臣秀吉(小日向文世)、石田三成(山本耕史)、大谷吉継(片岡愛之助)とか。

もう全力で帰りたい。


というより、ここまで濃いと「誰が誰?」ってことにならなさそうで安心です。




■群馬!!


真田丸紀行では群馬県東吾妻町の岩櫃城を紹介。

 


岩櫃城は吾妻線群馬原町駅より徒歩40分くらいの軽い登山。
徒歩40分なんてちょろいちょろい



自分の足で行け、という制作スタンスこのww



ちなみに国道から高台に見える天守は岩櫃城温泉です。
実際の岩櫃城とは関係ないって知ったのはごく最近(なんかすいません)

でも建物は岩櫃城っぽさ(?)あるし、中広くてリーズナブル硫黄泉。
オススメなグンマー温泉のひとつです。



個人的にですが、ゆかりの地、行ってきたんです。



北関東民からしてみれば、伊香保は馴染の観光地。
ですが、改めてこうやって立ち止まって見ると知らなかった歴史を知ることが出来て。


「はぁーこの鉄臭い温泉に武田の軍勢も癒されたのね」
「石段に重みを感じる」
「温泉まんじゅう食ったんかね」
などなど、楽しんでまいりました。




■平清盛もいいぞ、2回目




『真田丸』はいいぞ。

『平清盛』もいいぞ。


『平清盛』のぬっくんは厳島神社の宮司で温くないんだぞ……
かっこいいんだぞ……





(´-`).。oO(再放送は副音声で見よっと)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『ちかえもん』1話、初老の... | トップ | 『あさが来た』16週その1.... »

コメントを投稿

大河」カテゴリの最新記事