かれこれ3年ぶりくらいの新規投稿でしょうか。どうもご無沙汰しています。この3年間、結婚をし……式を挙げ……静岡に引っ越しをし……みかんと日本茶三昧で……釣りをはじめ……南アルプスの秘境をエンジョイし……Twitterでバスったり……夫と仲良く暮らし……また引っ越しをして関東に戻り……介護福祉士に復職をしたら思いがけずに愉快な職場で…まだ車のローン払い終わってないのに事故って廃車になったり……祖母の . . . 本文を読む
2015年も当ブログにお越しいただきありがとうございました。
今年は清盛エントリや保留荘エントリ、五代くんエントリなど爆発し、まさかの反響に驚く日々が多かったと思います。
責任を持って筆を持たなければならないと痛感した一年でもありました。
朝ドラでは「マッサン」「あまちゃん」「まれ」「あさが来た」「ゲゲゲの女房」など、
他にも「釣りバカ日誌」や「花燃ゆ」「デスノート」「天皇の料理 . . . 本文を読む
近所のコンビニ、帰り道の23時くらいに寄るとアラ還のおじいさんが夜勤をしている。
研修のときから「ワケありなのかな」とコッソリ見守っていた。
今日行ったら、リーマンのお兄さんに「キビキビ働けクソジジイ」ってエラいクレームつけられてる。
地味に混むこの時間帯、レジに並んでて罵声にびっくらこいた私。
客だとしてもなんてこと言うんだこのクソ兄ちゃん、と私レジでお会計。
おじいさん「お待 . . . 本文を読む
学生時代によく一人旅をしていました。
とりわけはまったのが鉄道旅。
18きっぷで九州縦断とか、北海道フリーパスで北海道岬めぐりとなんか、よくしたものです。
四国と山陰以外はほとんど制覇したのかな。
完全乗車は達成できませんでしたが、残りの区間は老後にでもゆっくりめぐりたいなと思っています。
そんな旅の記録のひとつが写真。
当時、一眼レフカメラを衝動買いして、肩からぶら下げたカメ . . . 本文を読む
もう何年も前、商店街の花屋でアルバイトしていたときの出来事。
母の日当日、8時を回り忙しさが一段落した頃だった。
中学生くらいの女の子が、まだ小さな女の子を連れてきた。
よく似た可愛らしい姉妹だった。
「カーネーションください」
その時間には300本以上仕入れたカーネーションもかなり減っていて、それぞれの色が数える程度になってしまっていたが、姉妹はショーケースを覗きこんでいた。
外にも置い . . . 本文を読む
mixi日記よりお引越し。
元記事の投稿日時は2007年2月15日。
敦煌
2月27日 敦煌
文明は砂漠から生まれる。
過酷な状況だからこそ何かに頼りたい。
信じるものを求めて宗教が生まれ、やがて文明となる。
2年前のシルクロードの旅で、一番印象に残っているのはカシュガルでもヤルカンドでもホータンでもなくて、敦煌だったり . . . 本文を読む
最初に18きっぷで出た旅は2005年の夏、九州縦断の旅でした。
大学2年の夏。
今でもよく覚えています。
それから北は稚内、南は西大山まで旅をして、たくさんのことを感じてきました。
社会人になってから6年。
やはりどうしても18きっぷを使う機会には恵まれませんでした。
何度か一人旅には出ましたが、貴重な休暇だったので移動時間短縮のための新幹線や航空を使ったり。
それはそれで寂しいものです . . . 本文を読む
世界の秘境の秘境の奥に、『物語の樹』かあって、そこにはたくさんの『物語の実』がなっている。世界の小説家たちはそこで実を拾って、いろんな料理をする。そうして出来上がった『物語』は、たくさんの料理やお菓子、前菜にアレンジされて、世界中の人たちの前に並ぶ。
小説家たちはその樹の麓まで行ったことを覚えていない。たまに覚えていてもそれは『夢』だとか『直感』だとかに表現されて、他者からはそれは『才能』だとさ . . . 本文を読む
羽田空港着の便を予約するとき、必ず夕方に旅先を発ち夜に到着する便を選ぶ。
搭乗手続きも早めにして、窓際の席を確保する。
空から見る夜の東京は気持ち悪いくらいに美しいと思う。
暗い雲の層を抜けたら、突然半島の形がクッキリ浮かび上がる。
少し後ろを振り返ったら黒い海。
関東平野に点々と市街地が広がる。
時間が合えばどこかのスタジアムやテーマパークで花火が上がっている。
海ほたるが本当に蛍のように浮 . . . 本文を読む
文庫化済みの恩田陸作品を読みきったため、新年から新たな作家を開拓している。
ふと鷺沢萌に手が伸びたのは、忙しい春休みの中にポッカリ空いた『何もない日』だった。
「ヨイは良い子だ。良い子になるように、ヨイと付けたんだぞ」
「柿の木坂の雨傘」には見覚えがあった。
半年くらい前の夏季講習で私はこの文を音読し、塾生たちに15分の時間を与えて解かせ、また15分程度で『解答解説』をする。
国語を担当し . . . 本文を読む
季節の変わり目には嵐がやってくる。
縦横無尽に空を駆け回り尽し、残った前の季節を吹き散らす。
巨大な空のドームの衣替えの季節。
欠片が空を舞い、地上へ落ちてくる。
上を見上げてみると、薄い雲の向こう側に次の季節が見え隠れしている。
やがて嵐は去って、静かな雨が降るのだ。
小さな塵を、残った季節のカスを洗い流すように。
静かに、静かに雨が降る。
残った気持ちのカスを洗い流すように。
新しい季節を迎え . . . 本文を読む
おばあちゃんちから栗をいただいたので、渋皮煮を作りました。
外側の鬼皮を剥くこと2時間。
お湯に浸してから、渋皮をキレイにすること3時間。
煮込むこと48時間。
こんなに手間がかかるお菓子は初めてです。
入ってる砂糖の量は800gです。
多っ!
おばあちゃんがつくる渋皮煮はもっとトロみがあって水飴みたく美味しいんですが、私が作ったものはなんだかアッサリ。
素材感があるといえば . . . 本文を読む