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悠々茶房ブログ

名古屋市東区にある中国茶カフェ・語学教室のブログ!教室イベントの記事、中国茶の記事、中国・アジア各国の文化も紹介します♪

中国・縁起の良いもの悪いもの

2014年08月19日 10時09分55秒 | 文化・生活習慣

今回は中国語スタッフの孫講師に、中国で縁起が良いあるいは悪いといわれるものや色、贈り物などについて尋ねてみました。

Q:中国で縁起の良い数字、悪い数字はありますか?

孫:中国で最も縁起の良い数字は8です。数字の8は「発(ファー)」と発音が近いので、「お金持ちになる」「発展する」を意味するといわれるからです。という訳で、北京オリンピックは2008年8月8日午後8時に開会式が始まったことは皆さんもまだ記憶がありますよね。また9も人気があるのですが、これは「久(ジュウ)」と発音が同じであるので「長寿」を意味するとされています。ですから中国では旧暦9月9日は「重陽節」といって日本の敬老の日に該当します。このように、中国では8や9が好まれる数字であるため、自動車のナンバープレートで8や9が並んだものは高額で入札されることがあります。同じように、携帯電話番号も8や9が並んだものは人気ですよ。一方、縁起が悪いとされる数字は4で、「死(スー)」と同じ発音であるためで、これは日本と同じです。

Q:中国では縁起の良い色、悪い色はありますか?

孫:中国では伝統的に赤が縁起が良いといわれていますので、結婚式で花嫁は赤色のウエディングドレスを着ますし、お祝いのときは赤色の祝儀袋で渡すのが礼儀になっています。ちなみに白色の袋は香典のときに使用しますので、注意が必要ですね。ちなみに、中国の葬式では遺族は白色の服装、参列者は黒っぽい色のものを着るのが一般的です。また、自分の干支に当たる年の旧暦正月には、すべての上下の上着ははもちろん、下着や靴下などに至るまで赤で統一します。中国では伝統的に旧暦正月の春節初日には新品の衣服を着る習慣があるのですが、特に自分の干支の年には赤色で統一するのですよ。

Q:それでは縁起が悪いので、贈らないほうが良い贈り物などはありますか?

孫:中国では置時計を贈ることは嫌われます。これは「置時計を贈る」を意味する単語の発音が「送終(ソンジョン)=死を看取る」と同じであるからで、特に病人に贈ることはタブーですので注意してください。また、梨は「離(リイ)」と同じ発音ですから、これも贈り物には適さないといえるかもしれまえん。「梨を分けて食べる」ことは「分離」につながるので、家族や友人などと「梨を分けて食べる」のも良くないといわれているのですよ。また恋人同士の場合は「靴」をプレゼントするとどこかへ逃げてしまうと言われているので、気をつけた方がいいかもしれませんよ。反対に「ベルト」や「ネクタイ」は逃げていかないように縛るものですから、逃げられたくない男性にはこんなプレゼントがいいかもしれませんね。


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