あらすじ
16歳のジュノは、バンド仲間のポーリーと興味本位でした
たった一回のセックスで妊娠してしまう。高校生が子供を
育てられるわけがなく、ジュノは親友リアに「中絶するつもり」
と報告するが、中絶反対運動中の同級生に「赤ちゃんには
もう爪も生えているわよ」と言われ、産む決心をする。
フリーペーパーで子供を欲しがっている理想的な若夫婦を
見つけ、里子に出す契約を交わしたジュノは、大きなお腹を
抱えて通学する生活を始める。
【出演】
エレン・ペイジ
マイケル・セラ
ジェニファー・ガーナー
ジェイソン・ベイトマン
オリヴィア・サルビー
J・K・シモンズ
感想 ※ネタバレ注意
16歳で“できちゃった”女子高生と家族、友人、里親志願の
カップルの騒動を描くハートウォーミング・ドラマ。
日本では「14歳の母」など早すぎる妊娠がテーマでドラマが
ありましたけど、日本の作品に比べ暗さは全然感じられない。
興味本位にセックスをした結果、赤ちゃんができてしまい
簡単に自分で中絶の道を選び、しかし同級生の「赤ちゃんには
もう爪も生えているわよ」と言う一言で産む決意をする‥
これだけを観ていると、何て女の子かと思ってしまうが
このジュノには、そのぶっ飛んだキャラクター性とエレン・
ペイジの演技が良いのだろう、それをまったく感じさせないの
だから、すごい。
それにジュノだけでなく親や友達、周りの人たちのその潔さも
ビックリ‥やっぱりアメリカってこうなの?って思ってしまう。
中絶は嫌で産むんだけれども、自分には育てる力がないので
理想的なカップルを探して里子に出す‥どうしようもない事は
わかるんだけど‥その潔さがボクにはずっと引っかかって仕方が
なかった。
ただジュノが自分がダメなところも理解していて、周りの彼氏・
家族・友達の愛情に支えられていることを知っていく過程はよく
出来ていたと思います。
もし次にジュノが子供を育てる機会があるのなら、良いお母さん
になれるかもしれませんね。
【評価】
(4点/5点満点中)
JUNO/ジュノ HP